勉強や仕事ができる人は、たいてい時間もきちんと厳守します。
中には、技術やテクニックは超一流だけでも遅刻の常習犯といった人もいますが、どんなに高い技術や才能があってもしょっちゅう遅刻するような人は、時間厳守という一点からしても、他人から信頼されるようにはなれません。
遅刻の常習犯でも許されて他人から信頼されるというのは、その道の第一人者クラスの人といってもいいでしょう。
時間厳守とは、単に時間を守るというだけではない
中には、仕事さえきちんとしてればいいじゃないか! 多少5分ぐらい遅刻したって!という人もいるかもしれません。
しかし、時間厳守ということは、単に時間を守ることだけにはとどまらない面があります。
どんなに仕事をバリバリして活躍しているような人でも、時間にルーズであったり、日常の些細な約束事を忘れるような人は信用できないものです。
時間を厳守することによって
- 人から信頼されるようになる
- 心にゆとりをもてるようになる
- 物事を計画通りに実行できるようになる
勉強も仕事も時間厳守が大切な理由
勉強や仕事で、なぜ時間厳守が大切なのかというと、たいていの場合は勉強でも仕事でも計画性が求められます。
何事も計画を立てるときには、時間が軸になってきます。
試験勉強や資格試験でも、計画をつくらずに勉強しても、成功の確率は極めて低くなります。
もし、学習塾や予備校に行っているのであれば、学習塾や予備校の方で生徒の勉強計画をコントロールしていますが、それはあくまでも学習塾や予備校主体の計画にはまり込んでいるだけで、自分の勉強の進行具合に合わせて、きちんと計画をたてて遂行していくことが大切になってきます。
時間を厳守することはすべてに通じる
時間を守れるかどうかは一種の性格のようなものです。
学校にしょっちゅう遅刻するような人は、塾にも遅刻するし、友達の約束の時間にも遅れてやってきたりするものです。
このような人が、自分が立てた学習計画のときだけ、きちんと時間を守れるはずはありません。
時間厳守と心のゆとりの問題
時間を厳守する人は、たいてい時間ジャストぴったりに来るのではなく、あらかじめ約束した時間の5~10分前に来ています。
約束の時間の10分前に着いたのであれば、そこに10分という時間の余裕が生まれます。
こうした人たちは心にゆとりができるのです。
その時間を利用して本を読むこともできますし、仕事であれば訪問先に関連した予習をすることもできます。
遅刻などをすると、スタートから相手に対して負い目を追ってしまうことになります。
そうすると、うまくいくものもいかなくなってしまったりします。
勉強や仕事の計画をきちんと遂行できるかどうかは、日常生活においてきちんと時間厳守ができているかということが非常に重要です。
もし、時間厳守ができていないようであれば、まずは日常生活においてもきちんと時間を厳守できるよう時間管理をできるようにするということが重要です。
もちろん仕事でも勉強でも、やむを得ない理由で計画通りにいかない場合もあります。無理して質をさげてもしかたありません。
しかし、可能なときはきちんと計画どおりできるようになるためにも、日常生活においての時間厳守をする習慣をつけることは大切なのです。