いろいろな問題が起こったとき、それを解決するためのツールはいろいろあります。
でもどんなにツールを使いこなすスキルを身につけても、問題解決にはそれよりももっと大切なものがあるのです。
それが、ポジティブ思考なのです。

問題解決のいろいろな手法

SWOT分析、6W2H、ABC分析、IS NOTなど、ビジネス書を読むと、問題解決のための考え方やツール、手法についていろいろと説明がされています。

しかし、どんなにこれら問題解決のためのツールを活用するスキルを身につけたとしても、逃げ腰であったり、否定的な考えをもっていれば問題を解決することができません。
だからこそ、問題解決にはポジティブ思考というものが非常に重要になってくるのです。

ポジティブ思考の前に、気になる人もいると思うので、SWOT分析、6W2H、ABC分析、IS NOTについて簡単に説明をしておきます。

SWOT分析

ビジネスの世界でも有名なもので、こんなもの知ってるよという方も多くいると思いまし、会社の研修で習ったことがあるなという人も結構いると思います。
強み(strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(threat)を分析し、今の問題と将来の問題を発見していくものです。

例えば、強みは顧客との強いパイプ、弱みは商品の欠陥などがときどきある、機会としては販売エリアに大型マンションが建った、脅威としては競合メーカーが新製品を出してくる予定というようなもので、こうしたものを分析することで、築き上げてきた顧客とのパイプが失われるかもしれない、競合がシェアを伸ばしてくるかもしれないといったような将来の問題点があぶりだされていきます。

6W2H

何を、どこで、いつ、誰が、なぜ、どれを、どのように、いくつ(いくらで)といった事実情報の収集をするためのツールが6W2Hです。
問題周辺の事実をつかんでいくための6W2H(What,Where,When,Who,Why,Which,How,How many(How much))の枠組みとなります。

ABC分析

真の原因をつかむための手法として、先行条件(Antecedent)、行動(Behavior)、結果(Consequence)から考察していく分析法がABC分析になります。

ある人の何らかの行動(B)が発生したのは、その行動を促す先行条件(A)があったからで、その行動が結果(C)を生み出しているという考え方をしていき、問題の原因を追究していきます。

IS NOT

IS NOTは、発生した事実(IS)と、発生してもよさそうなのに発生していない事実(IS NOT)を比較することで新しい情報を見つけていく手法になります。
例えば、電気が消えた部屋(IS)と、電気が消えなかった隣の部屋(IS NOT)を比較して、それをヒントに情報を得て、問題の原因をハッキリさせていく考え方です。

ポジティブ思考とは何ぞや

問題解決に、ポジティブ思考が非常に重要だということはわかるけど、そもそもポジティブ思考とは何ぞや? ということになるかと思います。
基本的には問題を解決していこうという姿勢そのものがポジティブ思考といっても良いでしょう。

問題を解決していくには、目の前の大きな問題に対抗し、それを克服するんだという考えのもと前に進んでいかなければなりませんが、その原動力となるものがポジティブ思考です。

問題を解決していく途中には、さまざまなことが起こったりします。
自分でどうしたらいいか迷ってしまったり、人から方向性が変えた方がいいと言われたり、問題解決そのものを放棄した方がいいと言われたりすることもあるかもしれません。

そんな時も、将来に向かってより良い選択をしていこうという意思を持ち続けることこそがポジティブ思考であり、けして物事を楽天的に考えたり、無理してニコニコ笑っていることがポジティブ思考ではありません。

結局、問題解決をしていくとき、どちらに進むか迷ったり、もうこの辺でいいのではと考えたり、もう一歩進めるべきだと考えたり、そんな時、SWOT分析、6W2H、ABC分析、IS NOTといったツールは、良い答えを出す時の手助けにはなりますが、絶対的な答えを出してくれるわけではありません。

そのときに、ゴールに向かって最良の選択肢を選び抜く意識、つまりポジティブ思考が大切になってくるのです。