嫌なことを忘れるコツとは | 賢脳トピックス

誰にも嫌な記憶の1つや2つはあると思います。

そして、嫌な記憶ほど頭の中に残ってしまったりします。

どうして嫌な記憶は残ってしまうのか

忘れたいのに残ってしまう嫌な記憶、なぜ頭の中に残ってしまうのでしょうか。

もともと、人間にとって危険なことというのは、怖い思いをしたというように嫌な記憶になります。

もし、危険な目にあって嫌な記憶を簡単に忘れてしまったら、また同じことを繰り返して危ない目にあったりします。

こうならないように、嫌な記憶が残りやすいのは、ある面必要なこととも言えるでしょう。

では、どうして嫌な記憶は残りやすいのかというと、嫌な記憶の「嫌な」というのは感情であり、情動を動かした経験だからです。

情動を動かした経験は、危険回避なども含め、記憶しておくほうがその後の人生において有利に働くことが多いからです。

強い恐怖を感じたことはよく覚えていると思いますが、これを覚えていることで、次からはその行動を避けるようになりますが、もしその危険な行動をとり続けていると、生存まで脅かされることになってしまうからです。

逆に、大きな喜びを感じる出来事も、情動を動かすものですが、それを記憶することで、また同じようなこをとすれば、大きな喜びが得荒れるのではないかということで、これが大きな報酬につながっていったりします。

脳の忘れる機能

とはいっても、日常のちょっとした嫌なことを忘れずに、しょっちゅう思い出していたらストレスが溜まってしかたありあせん。

それこそ、ただでさえ円広志の夢想花の歌詞のように、♪忘れてしまいたいことが今の私には多すぎる という世の中です。

忘れたいのに忘れられない記憶、しょっちゅう思い出している記憶は、何度も阿多あの中をめぐり、その記憶の回廊を刺激しているために、大脳皮質のなあで長期記憶としてストックされてしまい、ひょうなことで嫌な記憶を思い出しては、ストレスになったりします。

しかし、幸いなことに脳には忘れる機能も備わっているので、これをうまく発動させることで、嫌なことを忘れて消去することができます。

客から理不尽なクレームを受けたといったような、くだらないどうでもいい、でも忘れたいけど忘れられない記憶は、効率よく決していかないと、ストレスで脳内がパンクしてしまいます。

忘れるためにメモをする

ちょっとした嫌なことがあった場合は、その事実だけをメモしておき、あとは一切考えないようなクセをつけます。

日常のちょっとした嫌なことは、1日も経てばほとんど忘れてしまいますし、メモして区切りをつけたことで、大脳辺栄奎の活動で再び感情が奮い起こされるようなことはなくなります。

メモしておくと、失敗を繰り返さないように前向きに振り返ることができます。

そのためにも、メモのコツとしては、感情は一切入れず、事実だけをたんたんを記録しておくことです。

こうすることで起きたことのみをメモして区切りをつけることは、日常の嫌なことを思い出しストレスを溜めないためにも有用なのです。

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