語呂合わせというと、学生のころほとんど全てといっていい人が、語呂合わせを使っていろいろなものを覚えていたと思います。
いやいや、僕は語呂合わせなんかで覚えなかったよという人でも、元素記号を覚えるとき
水兵リーベ、僕の船 七曲がる シップス クラークか (H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca)などと覚えた記憶はないでしょうか。
語呂合わせというと英単語というイメージ
語呂合わせというと、英単語を覚えたと言う人も多いと思います。
英単語の覚え方は人によって違いますが、次のように語呂合わせで覚える人もいると思います。
encourage :励ます
演歌、レジで客を励ます
establish :設立する
エステ部、立秋に設立する
candidate :候補者
キャンディ、デートに持ち込む候補者
語呂合わせは、考えるのが大変で、ある程度センスもいると思いますが、このように語呂合わせをして覚えたものは、なかなか忘れません。
語呂合わせを考えるときに脳を使い、それを覚えることでより記憶が強化されます。
できれば、語呂合わせした内容のイメージを頭に思い浮かべながら、リズム感も大切にして作ってみると良いでしょう。
できるだけ突拍子もないイメージの内容のほうが記憶に残ります。

歳を重ねてからは語呂合わせは大きな武器
2022年2月1日号の PRESIDENTというビジネス雑誌で、『「忘れない勉強法」大全』という特集が組まれていました。
その中で、47歳で医師国家試験に合格した先生の話しが紹介されています。
医師国家試験というと、大学受験に比べても覚えなければいけない知識の量が膨大になってきます。
47歳という年齢だと、やはり記憶力勝負をまともにやると、若い人には勝てません。
そこで、47歳という年齢のハンディを克服するために、語呂合わせ暗記術で勝負をしたのです。
例えば、『マロリーワイス症候群』について覚える場合、
『”麻呂”は、飲酒後嘔吐して、破れて血が出るが、腹をたてて、フンをすれば、裂けても自然に止まる』
というような感じで語呂合わせして覚えていったそうです。
麻呂=マロリーワイス症候群
飲酒後嘔吐して、破れて血が出るが = 飲酒後に嘔吐で血管が破れて吐血
腹を立てて = 腹腔内圧が原因
フン = 噴門部が好発部位
裂けても自然に止まる = 裂創しても、自然止血
自分で考え、紙に書きまくる
語呂合わせは、自分で考えるほうが圧倒的に頭に入り、忘れにくくなります。
そして自分なりのストーリーを構築したら、イメージとして記憶することで、忘れにくい記憶になっていきます。
語呂合わせを考えるときや、作るとき、さらには暗記する時は、とにかく手を動かして紙に書き出します。
いろいろなことを記憶する際には、手を動かし、身体感覚として体に染みこませることも大切です。