脳のコンディションを良くするのに大切なものといえば、まずは睡眠があります。
質の良い十分な睡眠は、仕事や勉強のモチベーションを上げ、集中力や認知能力を高めてパフォーマンスを向上します。
寝ないで座りっぱなしの日本人
日本人の生活習慣は、どちらかというと体に悪いようなものになっています。
日本人は、1日のうち420分座っているという研究報告もでていて、これは世界主要国の中では最長になっています。
座っている時間が長い一方で、日本人の40歳以下の働き盛りのサラリーマンの半数は睡眠時間が6時間以下と言われています。
これは主要先進国と比べると約1時間も短くなっているのです。
受験勉強などで、四当五落などという言葉があります。つまり寝る時間を削って4時間にして勉強した人は合格し、5時間寝てしまった人は落ちてしまう。
まあ、そのぐらい勉強しなさいという言葉なのかもしれませんが、睡眠不足をすると脳のパフォーマンスは落ちてしまうので、かえってマイナスでうs。
6時間以下の睡眠が1週間続くと、徹夜明けと同じ状態になるという報告もあります。
つまり、6時間睡眠の人は、毎日鉄也開けと同じような頭の状態で仕事や勉強をしているということになってしまいます。
もちろん、個人差もありますが、仕事が忙しい、勉強が大変だということで、睡眠時間を削っても、かえって効率が悪くなり、パフォーマンスが落ちてしまうということです。
愛情が脳を活性化する

寝る前に、家族と楽しい団欒の時間をもつことは、オキシトシンを分泌されることにつながります。
オキシトシンは、別名愛情ホルモンとも言われていて、分泌されることにより、心拍数が下がる、リラックス状態になり、記憶力や学習能力、好奇心などにも良い影響を与える効果があります。
さらに、不安を減らし、ストレスを解消する効果もあるので、質の良い睡眠にもつながります。
悪口は言わず、聞かず、脳を守る
家族との楽しい団欒とは反対に、脳に良くないのが悪口です。
よくストレス発散だといって悪口を言う人もいますが、ストレス発散にはなりません。
悪口が辞められないのは、楽しい、幸せという感情につながる幸福物質であるドーパミンが分泌されているからですが、悪口を言ってもストレス発散になるどころか、逆にストレスをためることにしかなりません。
また脳は自分の悪口を言われていると思うと、扁桃体が興奮してコルチゾールが分泌されますが、これは脳を傷つけます。
悪口は言っても、聞いてもろくなことはありません。
脳のことを考えるのであれば、ネガティブな感情のもとになる悪口は、言わず・聞かずで、ポジティブなことを考えるようにしていきまよう。