水平思考が必要なこんな問題解ける? | 賢脳トピックス

問題文を読んだだけでは、何だこの問題?と思うような問題をご紹介します。

水平思考って何?

問題文を読んで、一瞬??? なんだこの問題はと思うような問題には、『水平思考』が必要な問題もあり、外資系企業などの採用試験などでも出されたりすることがあります。

『水平思考』とは何かということですが、既存の概念や常識にとらわれず、自由な発想でアイデアを生み出す思考で、なるほど企業が必要とする人材に要求される能力の1つでもあるなという気がします。

『論理的思考』は、事実があり、それを解釈して、判断していくという、いわばタテに思考を進めていくのに対して、『水平思考』は、何か別の方法はないのかなとヨコに思考を進めていきます。

『水平思考』は、英語では「rateral thinking」になり、例えば、傘以外に雨を防ぐ方法はないか?というように考えていくのが『水平思考』になります。

熊の色は何色なの?

【水平思考を問う問題】
とある人が、テントを立てていると、突然熊が現れました。

その人はパニックになり、南へ5km、東へ5km、北へ5km走ったらテントに戻ってきてしまいました。

さて、熊の色は何色でしょうか?

問題文の中に色に関する記載はない

【解説】
最初にこの文章を読んだ時に、あれ? いきなり質問で熊の色は何色といってるけど、問題文に色に関する記載なんかあった?ということになります。

そこでテントを立ててることや、パニックになったことは直接関係なく、南へ5km、東へ5km、北へ5km走ったらテントに戻ってきてしまったところにヒントがないか考えます。

南へ5km、東へ5km、北に5km走ってテント(元の場所)に戻ってきてしまうところは、北極点ということに気づければ、北極にいる熊なんだから白熊だよね。

だから答えは白色となるのです。

この問題は、問題文の中には「色」に関する記載がなく、問題文に記載がないものを答えるなんて無理だとあきらめてしまう人もいます。

また、問題文を読んで、南や東や北を平面で考えてしまうと、南へ5km、東へ5km、北に5km走るって、そんなの東へ5km走ってるんだから、同じ所に戻ってくるわけないじゃんと考えてしまうと、そこから思考が停止してしまいます。

よく考えれば、それほど難しくない問題でも、常識にとらわれてしまったり、そんなわけがないとか、そんなの無理だと決めつけてしまうと解けなくなってしまうのです。

ちょっと頭を柔らかくして、あらゆる可能性を考えていくことが、水平思考になります。

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