英語の多読学習の方法 | 賢脳トピックス

英語の学習で多読をしなさいと言われます。
多読とは、どんどんと多くの英文を読んでいくことになり、『多読』と対比される言葉に『精読』があります。

精読しないときちんと理解できないのでは

リーディングの勉強をするときに、多読でとにかく英語に慣れるのか、それとも文法に基づいて分析してきちんと意味をくみ取っていく精読をするのか、いったいどちらなのかというと、英語の実力を上げるのであれば、精読と多読の両方を並行して行うのが望ましいと言えます。

精読と多読はその学習目的が違います。
『精読』は、文章にでてくるすべての単語や文法を理解し、それを知識として自分のものにしていくために行います。もちろん精読をするときはわからない単語が出てきたら辞書を引いて、その用法など徹底的に調べます。

一方『多読』は、より多くの英文を読むことに重点を置き、英文を日本語に訳したりせずに英文のまま理解していくことで、スピード感や反射神経を養っていくための勉強です。わからない単語がでてきても調べたりせずに飛ばして先に進んでいきます。

初心者のうちは、多読よりも精読に重点を

リーディングの学習における多読と精読をスポーツに例えると、精読は普段のトレーニングで、多読は実践ということになります。
精読は野球でいえばキャッチボールやバットの素振り、ゴルフで言えばクラブの素振りにあたり、多読は野球でいえば実践の紅白戦のようなもので、ゴルフで言えば実際にコースにでて練習するようなものです。

基礎もできていない人が、いきなりゴルフコースに出ても、球がすごくスライスしてしまったりしてなかなか前に進めず周りの人にも迷惑をかけてしまいます。ある程度実力がついてきていれば、コースでのいろいろなシチュエーション、右下がりのスタンスとか、バンカーとか、ラフとかの感触をつかむことができます。
素振りばかりしていても、実践での実力がつきにくいですし、かといって日常の素振りもせずにいきなりコースにでても、あまり実力があがってこないものです。

ですので、英語のリーディングにおいても、多読と精読の両方を並行して行うのが良いのです。

精読と多読の学習の比重

素振りの基礎もできていないのに、いきないコースにでても時間とお金の無駄なだけです。
英語の場合も、TOEIC500点未満であれば、まずは基礎練習にあたる精読をきちんと行うようにします。
500点を超えたぐらいから、精読:多読の割合を8:2ぐらいに少し多読の勉強も取り入れていきます。
700点を超えてきたならば、基礎的学力はついてきているので、精読:多読の割合を5:5にしていきます。
TOEIC900点を超える上級者であれば、精読・多読は3:7ぐらいの比率で多読中心にやっていくと良いでしょう。

多読をするとき辞書を引かないと読めない?

多読の学習をするときに、わからない単語がでてくると辞書をひきたくなるものです。
多読は瞬発力を鍛えるものなので、わからない単語があっても立ち止まらず、次から次へと左から右へと視点を移し読んでいきます。
多読をするとき、わからない単語が多くてなかなかうまくいかないという人は、選んでいる教材のレベルが高すぎるのかもしれません。

多読する教材は自分の実力よりもやや簡単なもので、訳文がついていないものを選ぶのが良いのです。
辞書なしでも7~8割はわかるものにします

初心者の場合は、日本語で読んだことがあるようなものだと読みやすいでしょう。

多読で読んでいくとき、ついついわからないところを読み返したくなりますが、多読で重要なのはそのまま頭からどんどん右へ読み進めていき、読み返ししないことです。

紙で読んだ部分をどんどん左からかくしていくというようなことをして、とにかく読み返さないで英語を頭からどんどんと読んでいくというクセをつけるのが多読の一番の目的になります。