論理的思考の簡単な事例 | 賢脳トピックス

ビジネスでプレゼンをやるときは、事実に基づいた説得力のある説明力が求められますが、これに欠かせないのが論理的思考になります。

また、いろいろな問題が起こった時の問題解決能力においても、その解決策を考えたり見出したりする過程において、論理的思考は必要になってきます。

論理的思考とは

『論理的思考』とは、与えられている情報や事実を見抜いて、その中から法則見抜いたり、順序を整理して、矛盾のない適切な判断をする力になります。

目の前の情報に対して、その情報からわかることは何なのかを推論し、そこから新たな事実を明らかにしていったり、解決策を見つけていくの必要な能力になります。

論理的思考とパズル

論理的思考は、パズルのようだという人もいます。

一見無理難題に思える問題においても、そこに論理という光を当てることで、わずかな糸口が見えてきて、そこをたどってさらに前方を照らしていくと、次の目印が見えてきて、それを繰り返しているうちに、目的地にたどり着けるのです。

『論理的思考』は、英語では「logical thinking」と呼ばれています。

『論理的思考』というと、難しく考える人がいますが、私達の日常生活の中でも無意識のうちに、論理的思考で行動していたりします。

その良い例が、「雲が多く、雨が降りそうなので傘をもっていこう。」という判断であり、これこそまさに、目の前の事実を観察して、そこからわかることを根拠として判断をしているわけです。

論理的思考の簡単な例題

ここで『論理的思考』に関する簡単な問題を紹介します。

【問題】
目の前にA・B・Cの3人の村人がいて、一人は天使、一人は悪魔、一人は人間です。
天使は必ず真実を言い、悪魔は必ず嘘を言い、人間はランダムに真実を言ったり嘘を言ったりします。

このとき、Aは「私は天使ではない」といい、Bは「私は悪魔ではない」といい、Cは「私は人間ではない」と言いました。

さてA・B・Cの正体は? という問題です。

【解説】
与えられた情報から、整理し仮定をしていくのです。

もし、Aが天使だとしたら、もし、Aが悪魔だとしたらと考えていくわけです。

もしAが天使だとしたら、「私は天使ではない」とは言わないので、Aは悪魔か人間になります。

それじゃもしAが悪魔だとしたら、「私は天使ではない」と本当のことを言っているので、嘘をつく悪魔ではありません。

ということは、Aは残った「人間」ということになります。

Bは、天使か悪魔か判断できないので、Cを検討します。

Cは、天使か悪魔なので、「私は人間ではない」というのは本当のことを言ってることになります。

すると本当のことを言っているのでCが「天使」そしてBが「悪魔」ということになるのです。

簡単な問題でしたが、それぞれのケースを考えて、整理していく論理的思考が必要とされる問題なのです。

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