過去問だけじゃ受からない | 賢脳トピックス

過去問は、頻出される事項や範囲をつかめたり、出題傾向(選択式なのか穴埋め式なのか記述式なのかも含め)をつかんだりするのに非常に有効で、効率よく勉強することができます。

しかし、過去問だけやってたって受かるわけないじゃないか、そんな甘いもんじゃないよという人もいます。

とにかく過去問をやってみる

自分はきちんと勉強したいからと分厚い参考書を最初から丁寧に読んでいく人もいます。

勉強のやり方は人それぞれですが、多くの科目を勉強しなければいけない大学受験や、働きながら勉強していかなければいけない資格試験は、どうしても時間的制約がでてきます。

それなので、まずは試験に頻出のところから、試験で出題されるようなアウトプットの仕方で勉強していくのが効率的です。

そんな知識もないのにいきなり過去問なんてやっても無駄じゃないか、もっとじっくり参考書でまずは基礎知識を叩き込んでからやるべきだという考えの人もいますが、効率を考えるのであれば、なるべく早い時期に過去問にあたったほうが、試験の出題傾向を頭にいれながら勉強していけるので、効率が上がります。

出題傾向もつかまずやみくもに無駄な方向にパンチを何回も繰り出しても、大量を消耗するだけです。

もちろん過去問をやるにあたり、最低限の基礎力は必要ですが、どの程度必要なのかというと、何がでているか、どういう分野が問われているのかがわかる程度の力は必要で、それがないと、過去問を見ても出題者側が求めているものがわからないのです。

過去問を過信すべからず

それじゃ、過去問だけやればいいのかというと、そうではありません。

運が良ければ、過去問の使いまわしみたいな試験であれば合格できますが、過去問をやっても、過去問に出た分野しか合格レベルにならないからで、過去に出ていない分野や新しい分野から出題されたら対応できません。

過去問といっても繰り返し出る分野は半分くらいでしょうから、それだけだと50点ということになってしまいます。

効率的に過去問を利用

まずは、授業などで超入門レベルの知識、どの分野が出題され、出題者がどういった意図でその問題を出しているのかが判断できるレベルの知識をインプットし、それから過去問をやると良いでしょう。

そこで過去問をみて出題者側の意図や、求められるものを知り、応用問題やテキスト、別の問題集にうつっていくと良いでしょう。

過去問だけだとどうしても入手できても過去5回分や10回分、せいぜい20回分で、これだと問題数が足らないし、抜けも出てきてしまいます。

過去問を何回か繰り返したら、他の一般的な問題集で過去問で抜けていた部分、足らない部分を埋めていき、わからないことがあれば、参考書やテキストなどで必要な知識をインプットしていくという順番でやると良いかもしれません。

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