仕事の書類、勉強の参考書などで、重要な事項や必要な事項を素早くみつけだし、そこを重点的に読んで理解する能力は、理解力のアップや仕事効率や勉強効率のアップにつながります。
速く読むコツ
本を速く読んでいくコツは、些細な表現に気を配らないことです。
文学作品をじっくり味わいたいとか、専門書をじっくり読んで理解していくということではなく、とりあえず大まかな概要を知りたいとか、周辺知識として軽く身につけたいとか、とりあえず一通り目は通しておきたいといった場合、最初から些細な表現にまで気を配り、一字一句読んでいたら時間がかかってしまいます。
速く読むときにオススメの一つの方法が、キーワードの拾い読みです、
キーワードは、その文章の中で重要な意味をもつ用語で、重要な言葉であるので、それを見るだけでも文章の大意を察知でき、より速く全体像をつかみやすくなります。
そしてこのキーワードをつなげて見ていくのです。
些細な表現は無視して、キーワードだけを読んでいくと、読書時間が半分になります。
どれがキーワードなの?
キーワードだけを拾い読みしていくと、かなりの時短になるということはわかったけど、どれがキーワードなのかという問題がでてきます。
たしかに、いろいろな分野の本もありますし、一概にはどれがキーワードになるかということは言えませんが、キーワードになる特長としては、日本語であれば、漢字、そしてカタカナになります。
簡易な方法として、漢字とカタカナだけを拾い読みしていってもいいかもしれません。
あとは英語などでは動詞が重要になってきて、主語と動詞があれば結構伝わるものですが、日本語においても、固有名詞や動詞には注意して読むのもいいかと思います。
助詞などの些細な表現は読み飛ばしていけばいいのです。
ちなみに、実際に文章の漢字とカタカナにマーカーを引いて、漢字は特に動詞に注目して目を通していくと、案外、おおまかな意味がつかめたりするものです。
慣れてきたら3~4行まとめ読み
通常は、文章は1行1行、頭から読んでいくものですが、慣れてきたら、3~4行まとめて視野に入れるような形でブロック読みをしていくと速く読めます。
もちろんこれでしっかりと内容を一字一句頭に入れるのは難しいですが、ブロック読みをしている中で、漢字やカタカナなどの重要な用語が目に飛び込んでくる形で読んでいくと、文章を一字一句読んでいないにもかかわらず、大意を理解したり、理解できないまでもだいたいこんなことが書いてあるんじゃないかなというレベルでつかめたりします。
自分が得意な分野であれば、こうした感じでも、バックグラウンドの基礎知識があるので、なんとなくどういうことが書かれているのか見えてきてしまったりもするものです。