順序関係問題の解き方 | 賢脳トピックス

論理問題の中で順序関係を問う問題がよく出題されたりしますが、落ち着いて考えればそれほど難しい問題ではありません。

判断推理の問題の一列問題のコツ

論理問題、判断推理の問題の中では、順序関係を問う問題が頻出されます。

特に、単純な順序関係を問う問題は、頻出度が高く、じっくり考えればそれほど難易度が高くありません。

頻出度が高くて難易度が高くないことから、勉強のコスパを考えてもお得な分野かもしれません。

ポイントは、しっかりと文章を読んで、わかりやすく図式し、矛盾がないように場合分けなどをして、なるべく無駄なことはせずに効率よく進めていくことがカギになります。

順序関係問題の中でも、基礎的な問題をこなすことで、その解法を身につけていくことが大切です。

じっくり考える一列問題

【問題】

A~Gの7人が前を向いて横一列に並んでいます。
次の3つのことが言えるとき、確実に言えることは1~5のうちどれでしょうか。

ア)Aの両隣にはCとEがいて、CとGの間には2人います。
イ)AはFより右側にいて、BはAより左側にいて、DはBより左側にいます。
ウ)BはCともFとも隣り合っていません。

1.Aは右から3人目
2.Bの左隣はD
3.BとEの間には2人いる
4.GはBより左にいる
5.Fから左側に2人置いてGがいる

基礎的な一列問題の考え方

【解説】
1つ1つ、素直に考えて行けば問題ありません。
条件アを図式で表すと、「C・A・E」又は「E・A・C」のブロックがあることがわかります。

さらに、Gの位置まで考慮するとパーツが次の4パターンに絞られてきます。

「C・A・E・G」「G・( )・( )・C・A・E」又は、
「G・A・E・C」「E・A・C・( )・( )・G」

条件イを考えると、間に何人いるかわかりませんが、「F・・・・A」かつ「D・・・B・・・A」となります。

「C・A・E・G」の場合は、条件イを考慮すると「D・B・( )・C・A・E・G」となりますが、Bの右隣には残ったFが並ぶしかなくなるため、BとFが隣り合ってしまい条件ウを満たせません。

「G・( )・( )・C・A・E」の場合を考えると、条件ウからBとCは隣ではないので、
「D・G・B・( )・C・A・E」となりますが、Bの右隣にFがきてしまうため、条件ウを満たせません。

「G・A・E・C」の場合、条件ウも考慮にいれると「F・D・B・G・E・A・C」と並べることができます。

「E・A・C・( )・( )・G」の場合は、Aの左にB・D・Fがいるはずですが、Aの左には2人しか並べないため不成立になります。

つまり、7人の並び順は、「F・D・B・G・E・A・C」となり、この中から確実に言えることは、Bの左隣はDということになります。

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