頭が良い人というと、何をもって頭がいいとするのかという問題がありますが、いずれにしろ頭が良い人というのは、より多くの知識を正確にインプットできるというのは一つの条件になってくると思います。
いやいやいや頭が良い人というのは、もともと記憶力が良かったり、ひらめきがあったりするんものだという人もいます。
しかし、記憶力が良くても勉強しなければテストで良い点は取れませんし、ひらめきに優れた人といっても、そのひらめきを生む豊富な知識や経験があってこそ、ひらめきが生まれてくるものです。
そう考えたときに、多くの知識を正確にインプットするためには、やはりそれなりの勉強をしなければならないでしょうし、しかも効率的に勉強する力が必要になってきます。
そして、それには性質・性格、ファクターというものも大事になってきます。
効率的に勉強するためのファクターとは
効率的に勉強するためのファクターは、安定・持続・集中です。
要するに、安定して勉強できるか、持続して勉強できるか、集中して勉強できるかということになります。

頭の良い人の安定
世の中にはいろいろな人間がいますが、何時間もディスクワークを続けても平気な人がいると思えば、もう勉強や仕事云々という前にじっと座っていることすら苦痛に感じる人もいます。
じっと椅子に座っているのが苦痛であったり、本を長時間読むのが苦痛という人は、たくさんのことを記憶しようと勉強をしたり、仕事をしたりすると、それだけで疲れてしまいます。
こんな状態であれば、いくら時間をかけても効率的な学習にはほど遠くなってしまいます。
例えば、ちょっと心配事があるとすぐにそっちのほうが気になってしまって、勉強も仕事も手につかないというのは、まさに安定が足らない人であり、勉強効率が下がってしまいます。
気分の動揺なく、何時間でも勉強や仕事を一定の効率で続けられる能力というのは、頭の良い人の条件の一つになってきます。
頭の良い人の持続
「継続は力なり」という諺がありますが、きちんと勉強なら勉強、仕事なら仕事、今していることにベクトルがきちんといっているかというのが大きな問題になります。
勉強で記憶をしたり、考えたりしようとしているのに、すぐに他のことが気になりだしてしまい、雑念が湧いてきてしまったり、本を読んでいてもすぐに書いてある内容と別のことを考え始めてしまったりする場合は要注意です。
こんなことでは、自分の勉強に対して、計画ですら筋をきちんと追って立てることができなくなってしまいます。
しっかりと計画を立てて、それに向って着実に前進し続けるという能力も、頭の良い人の条件の一つになってきます。
頭の良い人の集中
頭の中でいろいろ考えるとき、連想が多方面に流れてしまい、漫然としてしまう人がいます。
このような人は、勉強や仕事をしていても、なんとなく時間が経過してしまう傾向にあります。
一定時間の知的作業の後で感想をまとめるといったことも難しく感じてしまいます。
勉強においても、仕事においても、問題意識をはっきりとし、無駄なく対象をとらえて、効率的に対処していく能力も、頭の良い人の条件の一つになってきます。