1日に2度チャンスがある、脳が働く時間帯 |賢脳トピックス

勉強するとき、なぜかはかどるときと、はかどらないときがあります。
残念ながら、私たちは1日を通して、常に最高の脳のパフォーマンスというわけにはいきません

寝る前には眠くなり、頭の働きは鈍くなったりするものです。

脳が働く時間に勉強したい

寝る前、脳の働きが鈍くなっているときと、脳の働きが活性化しているときでは、同じ勉強や仕事をしていても全然効率が違ってきてしまいます。
できれば、脳が働く時間帯というものがあれば、その時間に勉強したいものです。

それでは、実際に脳が働く時間帯はあるのでしょうか。
実は、人間の脳には1日のリズムがります。そして脳が働く時間帯は1日に2回やってきます。つまり2度チャンスがあるというわけです。

脳が働く時間帯は人間の生い立ちを考えればわかる

人間が生きていくうえで大切なことと考えると、それは食料の調達になります。
食料を調達するには狩りをしますが、狩りをするときはどういうときかというとお腹がすいて何か食べたいから狩りをするのです。
そして、そんな時、一番脳が働いてくれている状態であることが望ましいのです。

それはいくらなんでも原始時代のことで、現代はそんな必要もないんだしと思うかもしれませんが、人間の生存本能というものは、深くそのDNAに刻まれているもので、とても強いものです。現代になったからといって、その脳の働きのリズムは残っているのです。

つまり、脳が働く時間ということで考えた場合、空腹な時間帯、食事の前の時間帯です。

脳が働く時間帯とはいつ?

ということで、そろそろ結論をいうと、脳が働く時間帯は、まずは朝おきてから2時間ぐらい。
つまり朝起きてから午前10時ぐらいまでが1日の中で最初に脳が良く働く時間帯ということになります。

そして、2回目が、夕食を調達する前、つまり午後4時ぐらいから夕食までの時間帯になります。
学生の場合は、家に帰ってきたら夕食までの時間帯を勉強に使うのが最も効率的といえるでしょう。

多くの人が勉強に当てる夜は効率が悪い時間帯

勉強というと、会社や学校から帰ってきて、食事をすましてお風呂に入って、さあ、寝るまで勉強というパターンの人が多いと思います。

しかし、夕食後になると空腹状態が解消し、満たされた状態になっているので、生存本能が危機感から解放されてしまっています。
つまり脳が休憩モードになってしまっているのです。

お腹いっぱいになってしまったら、どうせ脳は働かないと割り切り、食後直後の勉強はやめて、1時間休憩してから勉強するようにしたほうが効率が良いかもしれません。

とはいっても、夜しか時間とれないという人も多いと思います。そうした場合は、30分ぐらい仮眠してから勉強すると、効率よく勉強できたりします。
夜型から、朝型に変えるという方法もあるでしょう。

夕食がすみ、お風呂に入ったら、しばらくリラックスして寝てしまう。そして朝早く起きて勉強するというのも1つの方法かもしれません。

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