3時15分、長針と短針の角度は何度か | 賢脳トピックス

企業の採用面接で、いきなり3時15分、長針と短針の角度はという質問をされたら、ほとんどの人がとっさに答えられる自信はないでしょう。

ところが、この問題は外資系投資銀行の採用面接でよく出題される問題だとのことです。

創造性や機転のよさが試される

日本の企業だと、「あなたが当社を志望する理由を聞かせてください。」みたいな質問がされたりしますが、米国の企業などでは、想像性や機転のよさお試すような脳トレのような問題が出されたりします。

投資銀行の業務を考えると、こんな問題なんの仕事にも役立ちそうもなく、こんなくだらない採用希望者を馬鹿にするような問題を出すのは悪趣味以外の何物でもないと思いますが、きっと心のひねくれた面接官があせる採用希望者が、あせって0°とか答えてるのを聞き、勝ってに優越感に浸っているのかもしれませんし、むしろ逆にすんありとクレバーに答えられた人に対しては嫉妬してその人を落とすなんてことが行われたりというのは勘繰りすぎかもしれません。

たぶん、とっさの事態が起こった時に機転がきくか、落ち着いて考えることができるかというところを見ているのかもしれません。

創造性や機転のよさが試される

実際、先ほどの3時15分、長針と短針の角度はという問題について考えてみましょう。

いきなりこんな問題を出されると、パニックになってしまったりしますが、落ち着いて考えればそんなに難しい問題ではありませんが、面接のときこんあ予想だにしない質問がきたら、普段なら落ち着いて答えられるのに、あせってしまってわからなくなったりしてしまうものです。

しかし、よくよく考えてみればこの問題はそんなに難しい問題ではありません。

なぜならば、長針は15分、つまり文字盤の3の位置に止まっていてくれてるのですから、短針が15分で文字盤の3の位置から何度動くかを考えればいいだけの話ですし、15分は1時間の1/4ですので計算もしやすいのです。

まず3時15分なのだから、長針は15分の位置、文字盤で言えば3の位置、0時のところからちょうど90°右回りに動いた位置にあることはすぐにわかります。

問題は短針ですが、まず3時であれば、文字盤の3の位置、つまりちょうど90°右回りに動いた位置になり、長針の位置と重なっているはずです。

しかし、15分経過しているので、その分、短針は進んでいることになり、この短針が文字盤の3の位置から進んだ角度が、長針と短針の角度の差になるとわかります。

3時15分なので、短針は文字盤の3のところから少し文字盤の4の方へ動いた位置にあり、15分で短針が文字盤の3の位置からどのぐらい動いているのかがわかればそれが答えです。

短針は12時間で文字盤を1周360°するので、1時間で30°動き、1分に0.5°動くことになります。

15分は1時間の1/4ですので、7.5°、3の文字盤から右回りに短針が動いていて、長針は文字盤の3の位置にあるので、答えは7.5°ということになります。

帰りは時速何kmになるか

もう1つ問題をみてみましょう。

シカゴからデトロイトまで時速30kmでドライブした翌日、今度は全く同じ道を通ってシカゴに戻るとき、往復の平均速度が60kmになるようにしたい場合、帰りは何kmで走ればいいのか?

よくやる間違いが、そんな簡単だ、平均が60kmなんだから90kmだなんて答えると不正解になります。

このような問題は、わかりやすいように、仮にシカゴとデトロイトの距離を計算しやすいように600kmとしてしまうのです。

するとデトロイトに来たときは時速30kmできたので、20時間かかったことになります。

往復の平均で時速60kmにするのだから、最終的にシカゴとデトロイトの往復、つまり600kmの倍の1200kmを時速60kmで走ると20時間かかってしまいます。

つまり、シカゴとデトロイトの往復1200kmを20時間かけて往復しなければならないのに、すでにデトロイトに着いた時点で20時間消費していて、持ち時間がなくなってるのです。

つまり、そんなことは不可能というのが正解になるのです。

まあ、そんなことは不可能なんていう答えが正解なんていじわるな問題ですが、きちんと考えれば不可能なことはすぐにわかる問題なのです。

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