英語学習のネックはやっぱり英単語 | 賢脳トピックス

英語の学習法は人それぞれですが、中には、英語学習において、勉強時間の8割を英単語の暗記に充てる必要があると考える人もいるようです。

英語は勉強してもすぐに成績につながらない理由

学生のころ、英語以外の科目は、ちょっと勉強すればすぐに成績があがるのに、英語だけは一生懸命勉強してもなかなか成績があがらないという経験をした方も多くいると思います。

その理由の1つに、憶えるべき英単語の数が多すぎるという点もあるかもしれません。

TOEICで730点以上レベルの得点をしようと思うのであれば、一般的に平均1000時間の学習が必要とされていて、単純にその勉強時間の8割を英単語に充てるのであれば、800時間もの時間を英単語の学習に充てるということになります。

800時間というとピンとこないかもしれませんが、これは会社員の半年分の労働時間に匹敵する時間になります。

実際に難しそうな英文において、難しい英単語部分の脇に日本語訳を入れてみると、かなり楽に英文を読むことができ、その単語の意味の羅列だけでも、文章の内容のおおよそが理解できたりします。

したがって、英単語をいかに効率的に憶えるかということは、英語学習において非常に重要になってくるのです。

イラスト記憶法って何?

『イラスト(絵コンテ)記憶法』とは、記憶法のエキスパートである吉野邦昭氏が提唱する英単語の記憶法です。

吉野邦昭氏の代表的な著書には、『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』といった本などがあります。

『イラスト(絵コンテ)記憶法』は、英単語3000語を厳選し、1単語15秒ほどで記憶できる方法と言われています。

『イラスト(絵コンテ)記憶法』は、脳のクセを押さえた勉強法で、脳が記憶しやすくなる3つの特徴を考えた学習法になっています。

脳が記憶しやすくなる3つの特徴って何?

脳が記憶しやすくなる3つの特徴とは、次の3つと言われています。

1.憶えるべき対象をしっかりとイメージできたとき、つまり絵や写真などの視覚情報としてとらえたとき。

2.面白い、楽しい、できた、わかったというように『快』を感じているとき。

3.反復回数が多いとき

英単語に関連したショートストーリーをつくり、そのワンシーンを視覚的にイメージし、それを唱えながらイメージして憶えていくという方法になります。

英単語カードなどで表に英単語、裏にその日本語訳を書き込んで、ブツブツ唱える方法もありますが、たしかにこの方法だと、何回も反復することによって記憶が確かになっていきます。

これは、何度も何度もカードをめくり憶えることで、脳が記憶しやすくなる3つの特徴の1つである反復回数が多いときに該当してくるからです。

しかし、憶えるべき単語で、愉快になるような面白いイメージをつくり、視覚的イメージもあわせて憶えていけば、より記憶は確かなものになっていきます。

例えば、acquire (獲得する)という英単語を覚えたい場合は、「アクはいや!」と、スープの済んだ部分を獲得しているという英単語の発音と日本語訳とを結びつけたつながりのあるストーリーのシーンをイメージすると、記憶に残りやすくなります。

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