TOEICのリスニングでなるべく得点するために | 賢脳トピックス

英語の実力をみるのに、TOEICテストがありますが、その他に、英検やTOEFLなどの試験もあります。

それぞれの試験には特徴があり、その傾向をつかみ対策をとることが、高得点をとる近道になります。

TOEICのリスニングの特徴

英検・TOEFL・TOEICでは、いずれも英語の実力を試す試験の代表的な試験ですが、その目的や特徴がそれぞれ違います。

英検は、その正式名称は実用英語技能検定で、その内容は学校で学習する英語と重なる部分が多くなっていて、文法や読解問題の配点が高くなっています。

試験内容としては、学問的な読み書き能力を重視した試験となっています。
2級で高校卒業レベルと言われていますので、2級を取得すれば、とりあえず英語の基礎知識はついていると言えます。

TOEFLは、主に海外の大学や大学院への留学希望者を対象に行われるテストで、英文読解の他にライティングやスピーキングのテストがあります。

日本人は、アウトプットを苦手とする人が多いので、どちらかといったら苦手という人が多い試験かもしれません。

さてTOEICですが、TOEICはビジネスシーンにおいて通用する英語力がどの程度あるのかを計るのが目的のテストです。

履歴書に記載できるレベルとしては、650点以上が目安になるかと思います。

860点以上のレベルであれば、英語で仕事・生活が不自由なくでき、専門性の高い話題にも対応できると言われています。

TOEICですが、とにかく時間との勝負といえる試験です。

出題される問題数が多く、200問を120分で回答しなければいけません。

その200問中100問をリスニングが占めていますので、リーディングができても、リスニングが苦手だと、なかなかスコアアップすることが難しくなってきます。

つまり、私はリスニングは苦手だから、リーディングで点数を稼いで、リスニングは捨てた!ということでは、860点どころか650点の壁も難しくなってしまいます。

TOEICのリスニングの問題傾向をチェック

TOEICにおけるリスニングセクションの構成は、100問を45分で回答する設定になっています。
そして4つのパートに分かれています。

Part 1:写真描写問題、6問
Part 2:応答問題、25問
Part 3:会話問題、39問
Part 4:説明文(トーク)問題、30問

TOEICのリスニングの傾向と対策

リスニングセクションの4つのパートは、それぞれ解き方のコツが違ってきます。

Part 1:写真描写問題では、問題用紙に載っている写真を見ながら4つの文を聞き、写真の描写として最も適切なものを選びます。

問題の答えや解答のヒントが写真に隠されているケースが多いので、人が写っているのかいないのか、写真のどの部分に注目すべきかなど、写真の特徴を把握する練習をすることが大切になります。

比較的やさしい問題が多いので、リスニングセッションの中では点が取りやすいセクションです。

発音が似ている単語によるひっかけなどもあるので、状況を把握し聞き分けられるようにしておくとよいでしょう。

Part 2:応答問題は、質問や陳述に対して3つの応答が流れてきて、その3つの選択肢から、最も適切な応答を選んでいきます。

パターンが決まっている問題もあり、できれば多く正解しておきたいセクションです。

Part 3:会話問題やPart 4:説明文(トーク)問題になってくると、リスニングに慣れていない人にとってはなかなか得点するのが難しくなってきます。

リスニングのコツとしては、悩まないことです。

なぜならば、リーディングは多少考える時間を持つ余裕がありますが、リスニングは解答回答時間は5~12秒程しかありません。

さらに問題文を聞いて答えの選択肢を悩んでいると、もう次の設問が始まり音声が流れてきて、それも聞き逃し、結局どちらの問題もわからなくなってしまったりします。

1つの問題に悩んでしまうと、本来の実力では答えられるはずの問題までも解けずに終わってしまうことにもなりかねません。

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