勉強するならば、絶対に大切にしたい2つの時間帯 | 賢脳トピックス

人間の体は、日内変動があります。
例えば、体温一つとっても、いろいろと盛んに活動する日中は体温が高くなり、睡眠をとる夜に近づくにつれて体温は下がっていきます。

脳にも一日のリズムがある

これと同じように脳の働きについても一日の中でのリズムがあります。
昼食を食べたあとの昼下がり、どうも眠くて眠くて、午後昼過ぎの会議になると、会議の内容どころか眠気をこらえるのに必死だったなんていう経験がある人もいるかと思います。

もともと人間は、昼過ぎには眠くなりやすいという体のリズムを持っていますが、もちろんこんなときは脳がしっかりと働いている時間帯とは言えないでしょう。

逆にもし脳がしっかりと動いている時間帯に勉強をすれば、効率よく勉強できるというわけです。

脳が冴えているのは空腹時?

脳は一般的に空腹になっている時間帯によく働きます。

これは人間は空腹になると食糧を調達しなければならなかったことと深く関係があります。
人間は生きていく上で、脳をよく働かせて狩りをするなどして食糧を調達しなければいけませんでした。

逆に空腹が満たされてしまうと、人は生存本能が危機感から解放されてしまいます。
したがって脳も休息モードに入ってしまうのです。

それでは、この空腹で脳が冴えている時間帯というのはいつかというと、次の2つの時間帯です。

起床してから午前10時ぐらいまでの間
午後4時ぐらいから夕食までの間

つまり、この時間帯が勉強し、何かを覚えたりするのに良い時間ということになります。
ただし、起きたばかりのときはまだ脳も寝ぼけているので注意が必要です。

勉強というと、学校が終わってから少し遊んで、夕食を食べてテレビをみて、午後9時ごろになって「さて、勉強でも始めるか」ということでスタートし、深夜1時とか2時まで勉強するというパターンの人もいると思いますが、脳が冴えている時間帯ということを考えれば、一番勉強にベストな時間帯は、学校から帰宅して夕食までの間に勉強をし、夜は早めに寝て、朝少し早めに起きて、学校へ行くまでの時間に勉強したほうが良いということになります。

そうはいっても脳が働く時間帯は仕事だよという人は?

ある程度時間が自由になる学生であれば、夕食までの時間を勉強する時間にあてれますが、社会人ではそうはいきません。
この時間はまだ仕事をしてる時間帯です。

ただ、社会人であっても、夜勤とかでない場合は、夜早めに寝て、早朝に勉強するという時間の使い方はできるはずです。

そんなこと言ったって、僕は夜型人間なんだという人は?

そんなこと言っても、生活パターンが夜型になっていて、夜のほうが調子があがるという人もいると思いますし、仕事の関係上、夜勤やシフトの仕事などで時間がズレている人もいると思います。

そうした人は、夕食を少し控えめにすると、夜の勉強に対する脳のパフォーマンス低下を抑えることができます。
夕食をお腹いっぱいに食べてしまうと脳は働かなくなってしまいます。もしそうなった場合は、その日の勉強はあきらめて、翌朝早く起きて早朝勉強すると良いでしょう。

最後にもう一回言うと、脳のパフォーマンスが上がるのは空腹時
時間で言うと、

起床してから午前10時ぐらいまでの間
午後4時ぐらいから夕食までの間

になります。

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