勉強に役立つ大喜利力 | 賢脳トピックス

大喜利といえば、日本人のほとんどが知っている『笑点』という番組の大喜利です。

ステージの上に並んだ落語家が、お題に対して面白い回答をするというものですが、出されたお題に対して、瞬時に面白い回答を考えてお客さんを笑わしています。

この大喜利は勉強に非常に役立つのです。

なぜ大喜利が勉強に役立つのか

もちろん、大喜利で回答されたことを覚えても、試験には出ないでしょうし、成績はあがりません。
しかし、大喜利で面白いことを言うということは、いろいろなことを結びつける力が必要になってきます。

そしてつながりがありそうな言葉をいろいろと思い浮かべて、それをいかに面白く結びつけてストーリーをつくっていくかというのが大喜利力になるかと思います。

記憶術で物を覚えるときも同じようなことをやっています。
例えば、犬が寝るから、ケン・ねるで、犬小屋は kennnel などといった語呂合わせも、ケンネルという発音から、連想されるものとして、そしてさらに犬小屋と結びつけやすいものとして、犬(ケン)と寝るという言葉を脳の中から引っ張り出してきて結びつけています。

大喜利力で記憶術

このように、大喜利力を鍛えると、記憶術に役立つのです。

なぞかけなども同じです。
「坊主」とかけまして「朝刊」とときます。
その心は「今朝来て(袈裟着て)今日読みます(経よみます)」
これなどは非常にうまくかけたものですが、「坊主」と「朝刊」という全く関係ないような言葉から、その共通点をみつけて、このようなストーリーを作っているともいえるでしょう。

「カツオブシ」とかけまして「マラソン」とときます。
その心は、どちらも「乾燥(完走)」が大事です。

単なる言葉遊びと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、このなぞかけの答えを見つけ出すのが記憶にも役立つのです。

「カツオブシ」とかけまして「マラソン」ととく
さて、その心は? となったときに、一つのその答えの導き方の方法として次のようなやり方があります。

こうした場合、カツオブシから連想する言葉をいろいろ上げていきます

海、魚、太平洋、泳ぐ、乾燥、乾物、硬い、・・・

マラソンから連想することもあげていきます

走る、ランナー、長い、長丁場、完走、・・・

こうした中から、「カンソウ」という同音異義語を探して、このなぞかけの答えが見つかるのです。

大喜利で脳が活性化するのはなぜ

脳は、バラバラに見えているもの同士の中に関係性が存在していることを見つけたとき、うれしくなって思わず記憶を強めてしまうという性質があるのです。

受験勉強や資格試験などで、いろいろ記憶術で覚えるとき、これはうまく結びつけられたというような内容のものは、なかなか忘れないという経験がある方もいると思います。

大喜利が難しいというのであれば、クイズなどを解くのも、発想力を鍛えるのに良いでしょう。

最新情報をチェックしよう!