速読で情報入力スピードを上げると左脳から右脳モードへ切り替わる | 賢脳トピックス

人間の脳は面白いもので、与えられた条件によって働く柔軟性があります。
本をゆっくりとしたスピードで読んでいると、情報は左脳への入力となり、その結果左脳の出力が得られます。

情報を速くインプットすると右脳モードになる

ところが、速読などで情報をできるだけ速いスピードでインプットしていくと、左脳では処理しきれなくなってしまいます。そして右脳への入力になっていき、右脳の出力が得られるのようになります。

本をじっくり読んでというと、これは左脳へインプットしていることになるので、右脳は使われていません。

よく言われることですが、左脳は低速リズムで働く脳であり、右脳は高速リズムで働く脳なのです。

 

なぜ右脳は高速リズムで働ける脳なのか

右脳はなぜ高速リズムで働けるのかというと、左脳と右脳の処理法が根本的に違うからです。
左脳は言語で情報を処理します。これに対して右脳はイメージで情報を処理していきます。そして右脳のイメージ処理能力は無限速度と言えるでしょう。

パソコンを使ったことがある人ならばわかると思いますが、テキストファイルは何千文字・何万文字と文字を入力したとしても、その容量は10kBとかそんなものですが、イメージ画像ファイルは1枚保存しただけで100kBとかになったりもしますし、動画ファイルであればさらにもっと容量が必要になってきます。

つまり文字(言語)で情報を処理するよりも、イメージ(画像)で情報を処理したほうが圧倒的に多くの情報をインプットすることができるのです。
1分間に1冊の本を読み、さらに一字一句初めから終わりまで再現

速読していくとどのぐらい速く読めるようになるのか

これは、速読法にもよりますし、個人差もあると思います。

一般的には、私たちが本を読んでいくと、1分間に600文字程度が普通であるとされています。
しかし右脳を使った速読をしていくと1分間に1冊の本を読み、さらに一字一句初めから終わりまで再現することもできるようになります。
もちろん誰もがすぐに1分間に1冊の本を読み、さらに一字一句初めから終わりまで再現できるわけではありませんが、速読を訓練することで、読むスピードが上がってきます。

好みの音楽と脳のしくみ

最近では若者の間で早口のラップが入った曲や、歌うのも大変なくらい早口のボカロなど早いテンポの曲が流行っています。
一方、歳をとってくるとゆっくりとした演歌などの曲を好むようになってきます。

今、ノリがよいアップテンポの曲を好んで歌ったり聞いたりしている若者も、歳をとるにつれて、ゆったりとしたテンポの音楽を好むようになっていくでしょう。
これは人間の頭の構造を考えると自然な仕組みと言えます。

若いうちは右脳が働きやすく、歳をとるにしたがって左脳が働きやすくなっていくからです。

右脳の働きをよくする方法とは

歳をとるにしたがって、左脳のほうが働きやすくなるということですが、どうしたら右脳を働かせて頭の回転を速くできるのでしょうか。

それは、情報の入力を高速大量にインプットしていけばよいのです。
歳をとってからでも、速読を習得し、本を速く読む習慣をつけていけば良いのです。

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