お願いことでOKをもらう確率を上げる方法 | 薬剤師トピックス

他人にお願いごとをするのは、非常に難しいことです。

例えば、ルールを守らない人に対して、お願いということで注意したとしても、

「なんで、おまえに従わなくちゃならないんだよ! 法律的に違法なことでもしているのかよ!」
などと逆ギレしてくる人もいます。

違法じゃなければ、倫理的に問題があることをしたり、ルールを破ってもいいのかということなのですが、こういった知能レベルが低い感情的な人種に、論理的に説明しても無駄です。

いくら論理的に正論を並べたところで、反発を買うだけです。

こちら側の立場でお願いしてもわかってくれない

いくら、みんなで決めたルールであろうと、倫理的に正しいことを主張していようと、明らかに違法ということで警察力で強制的に罰則を食らうということがなければ、なかなか行動を改めないという人もいます。

こうした人に、
「ルールだから守ってください」
といっても、相手はそちらの都合で俺たちにルールを押しつけてきてるだけじゃないかと反発してしまいます。

自分がルールを守ってほしいという自分本位でお願いしても、なかなか聞き入れてくれない場合があります。

相手が理知的で知能レベルが高い人間であれば、それでも論理的に説明すれば、頭で理解し、感情を理性で抑え、したがってくれます。

ところが、すべてがすべて、こういったありがたい人ばかりとは限りません。

相手の頭で考えてみる

将棋のタイトルを取った藤井壮太棋聖は、手を読むときに相手の側からみた将棋盤を頭の中に描き、相手の側になって考えることをするというようなことがテレビで言われていました。

多くの将棋棋士も、例えば相手の側に行って将棋盤を眺めたりしています。

お願いごとをするときも、人と人との交渉、勝負だと考えれば、一度、相手の側に立って考えてみるのも大切です。
つまり、相手の頭の中を想像してみるのです。

ストレートにお願いをして、OKがでるようなら、そのまま直球勝負でいいのでしょうが、ダメ出しが出そうな場合は、相手の頭の中を想像するのです。

そして、その中から、お願いをする内容の中から、相手に対してメリットになりそうなことを見つけ出すのです。

人間は、言われたことに対して、メリットがあれば、それに従う可能性が高くなります。

つまり、逆ギレされたり、聞き入れてもらえなかったことも、相手の頭の中を想像し、相手に対するメリットを提示してあげれば、OKがでる確率が高くなるのです。

マスクを外し、酒を飲みながら会話をする人を注意する

感染症予防で、マスクを外して酒を飲み、それでそのまま長時間にわたり会話をして盛り上がっている、意識レベルが低い人がいます。

このご時世ならば、お酒を飲むとき少しだけマスクを外し、会話をするならまたすぐにマスクをするというのが常識人だと思いまし、実際、専門家の人たちは、そのぐらいはマナーとしてやってほしいと言っています。

中には、何度注意しても守らないどうしようもない馬鹿もいますが、多くの場合は言い方を工夫すれば、少なくともその場では少しは自重するものです。

なかなかこうした注意はしたくないですし、店のほうもお客さんなんだからと遠慮している部分もあります。

こんなとき、
「感染予防のために、会話するんだったらマスクしてくださいよ。マスクしないで長時間感染して感染が広がっている例が多くあるんですから!」
というような注意をしたら、逆ギレされてしまうかもしれません。

言っていることは正論だし、ごもっともなのですが、相手からしてみれば、楽しい会話にケチつけられたと思うかもしれません。
「俺たちは客なんだぞ。この店では会話もしちゃいけないのか!」
などと、しまいには感情的に逆ギレしてくることもありえます。

そんな時は、
「ところで、こういう店でマスクしていないときに感染のリスクが高いみたいですよ。なんか怖いですよね。
この店から感染者がでてしまったら、せっかくこうして集まって楽しく会話できる場所もなくなってしまうから、お互いお酒飲むとき以外はマスクしたほうがいいみたいですよ。」

といえば、少なくとも、ストレートに言うよりは逆ギレされないでしょうし、聞き入れてくれる可能性はアップします。

相手も、自分が楽しんでいる店からクラスターが出て、店が営業停止になってしまったら元も子もないわけですので、こうしたルールを守ることに対して、相手のメリットもきちんと説明してあげることで、比較的受け入れやすくなるのです。

最新情報をチェックしよう!