こんなに完璧に仕上げたのに、なぜ企画書が通らない? | 薬剤師トピックス

ビジネスの世界、打ち合わせやプレゼンに欠かせないのが企画書になります。

どういった時に企画書が活躍するのかというと、その最大目的は、相手に企画の主旨を伝え、要点を理解してもらうところにあります。

完璧な企画書の罠

よくガチガチに作り込んだ完璧な企画書を出す人がいます。
真面目で一生懸命な人ほど、こういった傾向があります。

しかし、フタを開けてみると、完璧じゃないサラっと書かれている企画書のほうが通ったりします。

納得がいかないと思う人もいると思いますが、企画書は何のために作るのか、その目的を考えてみると、その答えが出てくると思います。

企画書は、相手に企画の主旨を伝え、要点を理解してもらうのが最大の目的ということです。

敬遠される完璧な企画書

よく企画書なのに、やたら詳しい情報を提示していて、巻物のように長い企画書になってしまっているものがあります。

数字やデータをいっぱい詰め込み、学術書のように難解になってしまったりしています。

これでは、要点を理解し、企画の主旨を伝えるという本来の目的を達成しにくい状態になっています。

相手もいろいろと仕事をかかえている中、長くてデータがいっぱいはいっていて、何のことだかわかりにくい企画書を持ってきても、見るのもうんざりと思われてしまうかもしれません。

企画書で押さえるべきポイント

企画書は、打ち合わせのためのたたき台というぐらいに考えたほうがいいのです。

この企画書をベースにしてやりとりをして、作っていくものです。

ですので、軸となる企画主旨さえしっかりと押さえられていれば、そんなに完璧にガチガチに作り込む必要はないのです。

むしろ、ガチガチな企画書を作ったらどうなるでしょうか。

大変に出来がいい企画書なので、相手はみんなその企画書しか見なくなってしまいます。
会議や打ち合わせ、商談といっても、みんな企画書を読むために下を向いてしまって顔すらみえないという状態になってしまいます。

そうなると表情も見えませんし、相手が考えていることも推測できなくなってしまい、また印象付けもできなくなってしまいます。

さらに、こちらが勝手に思ってることの一方通行になってしまい、解釈の自由が制限されてしまいます。

それよりは、たたき台として作っておいたほうが、相手のニーズに合わせて、臨機応変に対応できます。

3タイプの企画書

3タイプの企画書を用意して、それを相手に合わせて臨機応変に使い分けるという方法があります。

3つのタイプとは、
1.シンプルで論理的にまとめたもの
2.企画立ち上げの背景や街の声など
3.検証結果や統計グラフなど数字に重きをおいたデータ集

1.のタイプの企画書があれば十分だと思いますが、相手にあわせて企画書を作りたいというのであれば、理詰めのアプローチを好む人には1.で、ハートに響くアプローチを好む人には2.で、データや資料を好む人には3.の資料・企画書をもってプレゼンしていくと良いかもしれません。

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