ビジネスのマナーでもよくあるのが、面会や接客のマナーになります。
たかが、面会や接客のマナーなんて、要はビジネスなんて相手側がいくら利益を得られて、特になるか、また、コスパに優れた商品やサービスをいかに届けられるかが全てで、そんなもん関係ないという考え方もあります。
もちろん論理的に考えれば、もっともなご意見ですが、ビジネスをやっているのは人間ですし、正しい接客マナーで対応してくれたほうが気分もよく、同じぐらいの条件であれば、接客マナーがきちんとしていたほうに決めるというケースも出てくると思います。
アポイントの取り方
面会マナーの第一歩は、まずは面会前に行うアポイントになります。
面会日時は、もちろん相手の都合を優先して決めますが、このとき候補を2~3上げてもらい、その中から都合が良い日を選ぶと効率が良いでしょう。
面会の前に、面会の目的、所要時間、人数を決めて伝えておくとスムーズに進めることができます。
面会といっても、年末年始や届け物などでの訪問の場合はアポイントの必要はありません。
さて、無事面会のだんどりがついたとして、実際に訪問することになりますが、もちろんよほどのやむを得ない理由でもない限りは、遅刻は論外です。
どうしても遅れる場合は、その旨を速やかに連絡するようにします。
それでは早めに行けばいいのかというと、早ければ良いというものではなく、約束の10分前に到着して待つのがちょうど良いでしょう。
訪問の場合は、だいたい1時間程度で切り上げ、用件が済んだら長居はしないようにし、挨拶は、目上・目下、業務の区別なくしっかりとすることが大切です。
外である場合
アポイントでの面会は、外で会うといったケースもあります。
その場合は、まずは待ち合わせ場所ですが、静かで駅などに近くわかりやすい場所がオススメです。
事前に戦法にメールやワックスなどで地図を送っておくと良いでしょう。
もし先方から場所を指定された場合は、住所や電話番号、最寄の駅や目印などを聞いておくようにします。
もしもの場合に携帯の番号を相手に伝えておくようにしますが、こちらから先方の番号を先に聞くのはマナー違反なので注意しましょう。
もし初対面という場合には、顔では判断できない可能性もあるので、服装や特徴なども事前に伝えておくようにしましょう。
また、喫茶店や珈琲ショップなどの飲食店で会う場合は、まずは注文をして、飲み物が来てから本題に入るようにし、外ですので、誰が聞いているかわかりませんので、機密事項などは口にしないようにします。
面会後は、なるべく早めにハガキ・電話・メールなどで、時間を割いていただいたお礼を述べると良いでしょう。
メールは便利ですが、ハガキの方が丁寧な印象が伝わりやすいでしょう。
上座・下座で迷わない
最近では、席順などあまり気にしないという人も多いですが、気にする人はしますので、知識として知っておき、実際にはそのマナーを守るようにしたほうが良いでしょう。
上座と下座で迷うこともあるかもしれませんが、基本を押さえておけば応用がききます。
上座は基本的に右側、出入り口から遠いところ、景色がよく見える席ということになります。