ポイントカードが、消費者に無駄外させる店側の罠だなんていうと、経済界からお叱りを受けそうですが、そうした人たちも買い物をするわけで、消費者の立場になることもあるので、心理的にはそうした意図があるということを、消費者側の立場から理解していても悪くはないと思います。
なぜ店側はポイントカードをするのか
最近では、買い物をすると店でポイントカードの提示を求められたり、アプリありますかなどと聞かれたりします。
店側がポイントカードやアプリを使いサービスする一番のメリットは、顧客を囲いこみできたり、顧客情報を管理したりできるところにあります。
同じ値段であれば、どうせならポイントがつく店で購入したくなるのは当たり前のことです。
さらにポイントがつくことで、値引きをしなくても顧客を得した気分にさせることができるというのも大きな点でしょう。
ポイント付与するということで、値上げをごまかそうというような意図もあるかもしれません。
塵も積もればポイントカード
日本人の好きな言葉の中に、塵も積もあれば山となるという言葉があります。
同じ店で何度も買い物することで、コツコツとポイントがたまっていきますが、中にはポイントがたまっていくのが楽しみというような人もいるくらいです。
ポイントカードは、ある意味、塵も積もれば山となるという日本人にしみ込んだ感覚を利用して、ポイントカードを多く使わせ、いっぱい買い物をさせようという意図があるのです。
ポイントでつい無駄遣いしてしまう心理
苦労せずに手にいれたお金は、何の躊躇もなく浪費しがちです。
例えば、パチンコや競馬で勝った帰り、ついつい少し贅沢な店に入って食事をしてしまうとか、買わなくていいようなお菓子を買ってしまったという経験がある方もいると思います。
たとえば50万円のテレビを購入する場合、10%ポイント付与の店で購入したとします。
50万円購入したので、5万円分のポイントがつくわけです。
すると、その5万円で余計な周辺機器までついつい買いたくなってしまうものです。
そのポイントで、それじゃテレビ台も買っちゃおうかな、ついでにビデオも新しくしようかなとなるわけです。
消費者からすれば、ポイントつけるぐらいなら、素直に値引きしろよ!!!と文句を言いたくなるところですが・・・
50万円のテレビをはじめから10%値引きなので45万円ですと売ってしまうと、消費者はそのままテレビ台もビデオも買わずに帰ってしまい、無駄遣いしてくれなくなってしまいます。
まあ、消費を促進させて経済を回していこうという観点で見れば良い事なんですが、からくりを知り余計な物を買いたくない消費者からすれば、非常に迷惑な話ですし、店側のそうした心理戦の裏が透けてみえてしまうと、余計なものを買いたくない人だっているんだから、ポイントつけるんだったら、はじめから値引きしろよ!と考えてしまうのも仕方ないところです。