何を言っても暖簾に腕押し、「はぁ。。。」としか言わないような若者がいます。
どうでもいい人であれば、それでもいいのですが、これが自分の部下であったりすると大問題です。
何とかコミュニケーションを図って、人間的な距離を詰めたいと思っても、ぜんぜん反応が薄いという人はいるものです。
なぜ口下手なのか、口数が少ないのか
特に話し好きの人からすると、口下手な人とか、口数が少ない人は、どうしてそうなのか、理解に苦しんだりします。
こうした場合、口下手である人、口数が少ない人の立場を考えるようにすると良いかもしれません。
最も考えられるのが、どう答えたものやら咄嗟にいい答えや話題が見つからずに戸惑っている場合があります。
例えば、新しく入ってきた新人に、気を使って声をかけるとします。
「ねえ、仕事はもう慣れた?」
「あっ。。。はい。。。」
「・・・」
こう聞かれた場合、「慣れた」とも答えずらいし、「慣れていない」というのも悪いし、どう返事していいものか戸惑っていたりします。
口数が少ない人、口下手な人は、言葉がなかなか出てこないものですが、これは様々な心配をしながら、慎重に言葉を選んでいるというケースが多いのです。
もちろん、人から話しかけられること自体、好きじゃないということで不愛想な職人気質の人も中にはいると思いますが、多くの場合は、言葉を慎重に選んでいる場合が多いのです。
口下手な人・口数が少ない人への言葉の投げかけ

口下手な人、口数が少ない人は、返事をする必要がない投げかけをしてあげると良いでしょう。
「だいぶ慣れてきたみたいだね。よくやっているよ。」と声をかけてあげれば
これに対しては、「はい」とか「ありがとうございます」でいいので、言葉を選ぶ必要もあまりありません。
そして、ここで焦ってはいけないのが、口下手な人や口数が少ない人に対して、いい反応を求めて、しつこく話かけることです。
相手が、「はい」とか「ありがとうございます」といったら、ニコっと笑って肩をポンと軽く叩いて、「それじゃ」でその場を離れてあげたほうがいいのです。
これだけで十分です。
親しみのこもった表情、肩を軽くポンと叩いた軽いスキンシップだけで、「君のことも気にかけてるよ。私たちの大事なメンバーだ」というメッセージは伝わるものなのです。
焦らずに、このことを繰り返していけば、相手もしだいに打ち解けて、会話の量も増えてくるものです。
しつこく話しかけるのはNG
口下手な人、口数が少ない人に、しつこく話しかけてしまうと、相手はそれ自体がプレッシャーに感じてしまいます。
短い会話で済ませ、それを繰り返しているうちに次第に安心感が生まれ、会話の量が増えていくものなのです。