地球は46億年前に誕生し、約38億年前に最初の生命が誕生し、そして数十億年という長い年月をかけて生物は多様に変化し、現在の地球生態系になっていて、人間もその中の一つです。
地球環境と生態系を考える重要性
人間は、利便性と豊かさを追求したあまり地球規模の環境破壊が起こり、異常気象などその生存基盤までもゆるがしかねない事態になっています。
地球温暖化については、そんなことは起こっておらず、むしろプチ氷河期に地球は向かっているという説があり、地球の温暖化においても、二酸化炭素が悪者にされていますが、いろいろな要素が絡み合っていて、二酸化炭素を悪者にするのは、再生エネルギーの利権に絡んだ人たちの計画だという考え方もあります。
どれが真実であるにしろ、人間が利便性と豊かさを追求し、ゴミを多く出した来たという事実は変わらず、地球環境や生態系について知識を持っておくことは大切なことです。
地圏、水圏、大気圏
地球は、半径が約6400kmにも及ぶほぼ球体に近い形をしています。
地球の中心には核(core)と呼ばれる部分があり、この部分の主成分は鉄とニッケルであると考えられています。
核の構造は、固体である内角(inner core)と液体である外核(outer core)とからなり、中心温度は太陽の表面温度とほぼ等しいのではないかと言われています。
地球と聞くと、その内側はマントル(mante)があるということをよく言いますが、マントルは、核の周りにあって、そのマントルの外側に地殻(crust)があります。
マントルと地殻は、上部から順に、岩石圏(地圏、リンスフェア)、岩流圏(アセノスフェア)、メソスフェアに分類されていて、岩石圏の主な構成元素には、酸素、ケイ素、アルミニウムなどがあります。
それでは陸地の表面を覆っているところはというと、土壌で、土壌圏を構成していて、そこには岩石が風化してできた無機成分と生物の活動によって生じた有機成分、そして空気やみずが含まれていて、生物が生息できるようになっています。
水圏は、地表の約70%を覆っている海というイメージで、地球上の水は約14億km3で、このうち97%は海水になっています。
3%は淡水で、その約2/3は氷河などの氷になっていて、1/3が地下水になっています。
私たちが自由に使える河川水や湖沼水は、わずか0.01%にすぎないのです。
大気圏は、地球を覆っている大気が存在する部分で、地表から約11kmまでの部分が対流圏となっていて、その上には成層圏があり、成層圏の上部は、高度約50~55kmで、それより上は高度とともに気温が下がる中間圏が、高度約80kmまで広がっていて、その上部は今度は逆に、高度ととおに気温があがる熱圏になっていえ、これが高度約800kmまであります。
気圧は高度が約15km上昇すると1/10になるので、大気の約90%は、高度15kmに存在しています。
生物圏
生物圏とは、生命活動が営まれている部分を指し、地圏・水圏・大気圏にまたがっています。
最深部はマリアナ海溝のチャレンジャー海淵(かいえん)で、海面下約10200kmになっていますが、この改訂からはゴカイやヨコエビなどが確認されています。
地球最高部は、エベレスト(チョモランマ)三兆の約8850mで、ここにはアネハヅルなどの渡り鳥が8000mを超えるヒマラヤ山脈を飛んでいることが知られています。
このことから、生物県の範囲は約20kmと言えますが、地球の大きさをリンゴに喩えるとするならば、生物圏はその皮ぐらいの厚さしかありません。