もちろん人の気持ちを確かめるのは気がひけるという人もいるでしょうし、人間の心理はあくまでも多くの人間がそういう傾向にあるというだけで、すべての人に当てはまるというわけではありません。
あまり相手の細かい言動をチェックしすぎて一喜一憂するよりも、ちょっとした占い遊び感覚のつもりで考えてもらうといいかもしれません。
相手の歩き方をチェック
よく男性は女性をエスコートとかいって、歩道を歩くとき、男性が車道側を歩き女性を守るとかいうようなことが以前は言われたりしました。
今でもそういうところをチェックしている人もいるでしょうし、あまり気にしないという人もいると思います。
もし2人で歩いているとき、相手がどんどん先に行ってしまうようだと、あまり好意を持たれていない可能性があります。
もちろん、悪気がなくただマイペースな人というのもいますが、普通は好きな相手とはペースを合わせて歩きたいものです。
映画館へ向かうときも、「早くしないといい席がなくなっちゃうよ」と女性を置いてけぼりにして先に行ってしまう男性は、もしかしたら相手の女性よりも映画に興味があるという可能性があります。
好きな彼女にはいい席で見てもらいたいという気持ちもあるのかもしれませんので、一概には言えないかもしれませんが。
2人の間に割って入る
ある心理学者が、ちょっと意地悪な心理実験を行いました。
向こうから歩いてくる2人連れの間をわざと通り抜けようとするのです。
この時、2人の反応を見るのです。
選択肢としては、2人一緒によけるか、左右に分かれて間を通すかになりますが、この実験で2人一緒によける行動をとったのは男女のペアが8割以上、女性のペアが約6割、男性のペアは4割にとどまり、しかも2人の関係が親密なほど、2人一緒によけるという結果になりました。
恋愛相手と人混みを歩いているとき、正面から歩行者が来た場合、一緒に寄り添うようによけたら、相手から好意を持たれている可能性が高いかもしれません。
もちろん、たまたまということもありますし、その人のもともとの性格というものもあるので、一概には言えません。
両想いのディスタンス
心理学的には、人間関係の親しさによってパーソナルスペースは変わってきます。
もし、あなたが初対面の人と対峙するときは、通常は120cm以上の距離があいていて、これは社会距離と言われます。
この距離があいてに不快感を与えにくい距離として知られています。
しかし、気を許している相手であれば、その距離はぐっと縮まり、45㎝以内になってきます。
もし、普通に話しているときに相手が45cm圏内に入ってきているのであれば、お互いに気を許している、両想いということが言えるかもしれません。