環境が変わる季節のストレスを早めに分析する方法 | 薬剤師トピックス

4月は入社式、入学式、新年度のはじまり、さらには人事異動やクラス替えといった形でいろいろと生活環境も変わる季節です。

新しい年度がはじまって1週間から10日ぐらいは緊張しているのですが、それがすぎたあたりから、どっと疲れがでてきます。

疲れとともに、新しい環境だと何かと感じやすいのがストレスです。

なんとなくストレス

なんとなくイライラする、なんか知らないけどストレスを感じているらしく体調がすぐれないということもあります。

あなたは今、ストレスを感じていますか?
というような質問をすると、大抵の人は、
はい、ストレスはありますよ。
と答えます。

しかし、

自分が今抱えているストレスは、あなたは全部把握していますか?
と質問をすると
・・・・
となってしまう人が多いのではないでしょうか。

人間は、ただでさえストレスはストレスなのに、ストレスのことなんか考えたくないでしょう。でもそんなことをしてストレスや悩みから目を背けていると、いつまでたってもそれは解消しません。

ストレスを顕在化するストレス抽出法

漠然としたストレスを感じている人にお奨めなのが、ストレス抽出法です。
なぜかというと、人間は自分が抱えている悩みや不安感を、客観的にとらえることができた時に初めてその問題に向き合うことができるからです。

ストレス抽出法は何をするのかというと、

まず、自分のストレスをすべて書き出します

今悩んでいることや不安に思っていること、モヤモヤしていること、嫌だなと思っていること、恐ろしく感じていること、これをどんな小さなことでもいいので正直にすべて書き出していきます。
書き出すときは、後々の処理のことを考え、ポストイットなどに1項目ずつ書き出していくと良いでしょう。

書き出したものを分類する

いろいろと、悩んでいることや不安に思っていることを書き出したら、それらがストレスの原因になっているので、それら書き出したものを分類していきます、
ポストイットで書き上げているのであれば、これとこれは、仕事関係のストレス、これは家庭関係のストレス、これは健康面でのストレス、これは金銭面でのストレスといった具合に分類できます。

分類したら、自分のストレスの傾向を客観視する

分類されたポストイットを眺めて、自分のストレスの傾向を客観的に分析してみます。
自分は、仕事のストレス、とりわけ上司に関するストレスが非常に多いんだなといった具合に、自分のストレスの傾向が見えてきます。

ストレス抽出法でストレスが解消できるのか

もちろん、ストレスを書き出したからといってストレスが解消するわけではありませんが、自分が抱えているストレスが顕在化できることにより、傾向を把握することでき、心の整理がつきます。そして漠然としていたストレスの正体がわかったというだけでも、心が軽くなるものです。

ストレス抽出法の例

営業成績が最近振るわない (仕事ストレス)
夜なかなか眠れない (健康ストレス)
周りの友達がどんどん結婚していく (恋愛ストレス)
残業が多くて自分の時間がない (仕事ストレス)
上司とよく意見が食い違う (仕事ストレス)
上司が雑用ばかり押しつけてくる  (仕事ストレス)
最近運動ができていない (健康ストレス)
買いたいものがあるけどお金がない (金銭ストレス)
仕事のノルマがきつい (仕事ストレス)
上司が飲みに誘うがうまく断れない (仕事ストレス)

仕事ストレス、しかも上司がらみのストレスが多いのか・・・ と客観的分析ができるようになる)

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