瞑想は定義が難しいもの | 薬剤師トピックス

瞑想というと、宗教的なイメージがあったり、最近ではマインドフルネスなんていう言葉も出てきて、瞑想に対しての胡散臭いというようなイメージは払拭されてきたように思います。

確かに、瞑想を教えている人の中には胡散臭いような人もいますし、悟りを開く目的で厳しい修行に取り組んでいる瞑想家もいらっしゃいます。

厳しい修行をして無の境地にたどりつくという域に達するのは、大変なことですが、日常生活の中での自然な営みとして瞑想をとらえるという考え方もありだと思います。

瞑想の魅力

瞑想をしている人の中には、神秘的な体験をすることもありますし、水の中で力を抜いたときに何もしなくても体が浮いてきますが、そんなような感覚を体験したという人もいると思います。

瞑想をすることで、心身のストレスを解消したり、眠っていた能力を開花させるというようなことも起こり、生活のクオリティが高まります。

タレントの片岡鶴太郎さんは、徹子の部屋に出演されたときに、自身の生活について、1日のスケジュールをあげておられました。

夕方の5時には就寝し、夜の11時に起きてきて、それから朝の5時くらいまで瞑想・ヨガの時間に当てているそうで、なかなか快調だと言っておられました。

普通の生活をしている人では、ここまでのことはできないと思いますが、短時間でも日常生活の中で瞑想を取り入れていくと、また違った世界が見えてくるかもしれません。

瞑想って何?

天下伺郎氏が出されている『宇宙の根っこにつながる瞑想法』という本の中で、「瞑想とは何か」ということに関して、『これは「人生とは何か」という問いと同じで、きちんと定義できる人はおそらく世界中に1人もいないでしょう。もしかしたら、「何がなんだかわからない」という答えが、最もふさわしいのかもしれません。』と記載されています。

たしかに、瞑想については、いろいろな本を読んでもその神髄はわからず、ただひたすら実践するもので、泳ぎ方の本を一生懸命読んだだけで、泳げるようにはならないのと同じです。

ただ、瞑想をしていると、「ああ、これが瞑想だ」と次のような感覚でわかる瞬間があるようです。

※日常的なストレスが少し減る
※脳内麻薬が分泌されて、気持ちよくなる
※本当の自分が発見できる
※能力を思いきり発揮できる
※人生の荒波を泳ぐのがちょっぴり上手になる
※母親の胎内にいた感覚を思い出す
※宇宙と1つになり魂のふるさとに還ることができる

瞑想いろいろ

瞑想というと、座禅を組んで姿勢を正しくし背筋を伸ばして座り、目を閉じたりして呼吸を整えるというイメージがあります。

しかし、こうした瞑想は、数多くある瞑想法のほんの一部で、気功法にはじっと座ったり立ったりして行う「静功(せいこう)」という瞑想法もあり、また気の流れに合わせて体をゆっくりと動かして行う「動功(どうこう)」というものもあり、どれも瞑想の一種です。

瞑想法は、瞑想する人や状況に応じて無数にあるとされています。

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