結果重視よりも時間重視なのか | 薬剤師トピックス

仕事ができると言われる人は、多くの仕事を抱えるなかで、仕事の優先順位がきちんと整理されていて、与えられた仕事に対して、これは時間重視なのか、内容重視なのかを判断し、バランスをとってこなしています。

「時間重視」と「結果重視」

仕事ができないとまでは言わなくても、ちょっと要領が悪いと思われる人にはいろいろなパターンがあります。

完璧主義で、何でも100点を取らないと気が済まないような人で、確かに作ってくる資料をみると、よくここまで作れたなと感心するほど立派なものを作ってきたりします。

しかし、急がなければいけないときに、いつも期限切れになったりしまったり、なかなか途中の進捗状況の報告もなく、期限ギリギリに提出してきたりするものです。

一方で早いのが取り柄という人もいます。

何しろ、今週中にやっておいてねという仕事を、火曜日の朝には提出するような感じですが、内容に関しては、まあ赤点ギリギリの30点、40点で、もうちょっと吟味してねと思うようなパターンです。

一番いいのは、ある程度ザツでも速いほうがいい仕事、じっくりと精度があるものをやる仕事というように、仕事によって上司が部下の特性を考えて仕事を割り振ったり、あるいは、臨機応変に仕事の内容を判断し、ザツに速くもできるし、時間かけてじっくりもできる人がいればいいのですが、なかなかそうはうまくいかないものです。

「時間重視」と「結果重視」の両方

何かに取り組む時、「この時間内でやる」という時間重視のものと、「できるまでやる」という結果重視のいずれかに大きく分けることができます。

仕事であれば、期限もあるし、結果もある程度のレベルのものを求められます。

より良い仕事をするには、やはり集中状態で仕事をすることが大切になってきますが、そのためにも、どちらかに決めるのではなく、この「時間重視」「結果重視」の両方を意識することがポイントなのです。

バランスのとり方をどう意識するか

「時間重視」で時間を区切って何かに取り組む場合は、とにかくその時間内は、集中して取り組むようにします。

そして、時間が来たら、どんな結果であったとしても、「これでよし」と、自分の頑張りや努力をそのまま容認するのです。

そして同時に「次は、ここからやるぞ」と、次回の自分に期待し、そのことを脳に刻んでから作業を終えて切り替えます。

「結果重視」の場合は、それに取り組んでいる間中、仕上がった時の「うれしさ」を心の中でイメージしながら取り組んでいくことがコツになります。

内容によっては、時間を定めて取り組むことが難しいものもあるでしょうが、最初から時間設定をしなければ、意識がボヤけて集中状態が作れないものです。

仕事の場合、「結果重視」の案件であったとしても、「一定の時間が経ったら途中であっても、必ず休憩を取る」と決めて取り組むこと大切です。

時間を意識せず長時間取り組むことも決して悪いことではないのですが、よほどその仕事に興味を持っているか、ストイックな人か、精神力がないとかえって効率が悪くなってしまいます。

終わりの時間を設定していないと、脳が疲れますし、意識が散漫になりやすく、ついダラダラしてしまい満足のいく結果を生み出せなくなってしまう可能性が高くなるからです。

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