物事を成功させるには実際にやって続けることが大切と言われます。
私たちは、いろいろな目標をたてて、それに向かって頑張ったりしています。
学業や仕事のみならず、健康に関しても、例えば毎日30分歩こうなどと目標を立てたりします。
お金をかければいいというものではない
高い立派な目標や、難しいことに挑戦しようとする人がいます。これはこれで立派なのですが、そこでお金をたくさんかけてチャレンジしていこうという人もいます。
もちろん、それで大成功をおさめる人もいますが、たいていは失敗してしまいます。
高い目標に挑戦するのも、難しいことにチャレンジするのもいいのですが、当たり前のことを続けるという王道を行くことも大切なのです。
当たり前のこともせずに、難しいことにチャレンジしようとすると失敗する確率が高くなるだけです。たとえば100km/時のボールを打つバッティング練習もしないで、いきなり毎日160km/時のボールを打つことにチャレンジしても、バットにも当たらず、そのうち嫌になって練習をしなくなってしまうということになりかねません。
英語の教科書すら開かないような人が、月に何十万もする英会話教室に通ったって上手になるわけありません。予習も復習もしないで、週に数時間だけの英会話教室で英語力が伸びるとは思えません。もし伸びるというのであれば、それはもともと天才であるかよほど筋が良いかでしょう。
当たり前のこともせずに、お金をかけたからそれに見合った効果があるだろうと期待するのは間違いです。
毎日続けられることが大切
イチロー選手は試合マによく外野でストレッチなどの準備運動をしています。イチロー選手のルーチンのようになっているようですが、けして難しいことをやっているわけではありません。
たぶん、イチロー選手からしてみれば、当たり前のことを当たり前のように続けているだけなのかもしれません。
イチロー選手をもってしても、調子が良くないとき、たまにルーチンとして普段当たり前のようにやっていることをやりたくなる時もあるようです。
誰でも、結果が出ているときや人から褒められているような時は、苦も無くできるのですが、調子が落ちてきたり、精神的に不安定になると、普段当たり前のようにやっていることもしたくなくなる時があります。
こうしたとき、誰もみていないところで一人で自分と向き合うことこそが『努力』になります。
健康においても、ダイエットだといって数日間絶食をしてその後リバウンドというようなケースは失敗するケースの代表的なものですが、例えば間食は食べないとか、夜9時以降は食べないといったような毎日できるレベルのことを確実に続けていくことのほうが大切なのです。
できなかった日をどう考えるか
毎日続けようと目標を持ってやってきたことが、やむを得ない理由によりできないときも出てきます。
例えば風邪をひいてしまったとか、どうしても急いでやらなくちゃいけない仕事が入って時間が取れなかったというようなケースが考えられます。
こうした時、必要以上に挫折感を感じてしまう人がいます。そこで嫌になって、やっぱり自分は失敗してしまったということになり、今まで自分が続けてきたことが意味がないことのように感じてしまったりします。
これは、物事を0か100かでしか考えないとこうなってしまいます。
今まで続けてきたことに関しては意味があるので、またゼロからはじめようとか、今度こそ今回よりは長く継続してやるぞというような考え方をして、再度続けていくと良いでしょう。