五月病、ヤル気を待つのではなく、とりあえずやってみること | 薬剤師トピックス

5月もゴールデンウィークがあけると、現れてくるのが五月病
ゴールデンウィークも終わってしまうと、6月は祭日もない暦が続きます。

ゴールデンウィーク明けが要注意の五月病

日本の場合、4月が新年度ということで、入学・入社・転勤・異動などで生活がガラリと変わり、ちょうど疲れがでてくるころです。
4月に環境が変わり、その環境に慣れるのにも大変で、それでも4月末から5月の大型連休という目標があるので、そこまでなんとかという頑張りがききます。

しかし連休も終わってしまうと、まだ慣れない職場でうつ病に似た症状がゴールデンウィーク明けあたりから現れてきます。

抑うつ的な気分で、なんとなく無気力、不安感や焦りなどもあり、疲れがなかなか抜けなかったり、眠れなかったり、ヤル気がでないといったことも起こってきますし、人との関わり自体が億劫になってしまったりします。

五月病対策

五月病は困ったものですが、対策としてはやはりストレスをためないようにすることで、気分転換をすることが大切です。
なにか手軽にできる気分転換やストレス発散法をみつけておくのも大切なことです。
それがカラオケであっても良いでしょうし、ネットでのゲームでもよいかもしれません。
お酒もほどほどであればよいのですが、飲み過ぎるとアルコールに頼りすぎることにもなり別の問題もでてきますので、節度を踏まえることが大切になってきます。

作業興奮を利用する

五月病、なんか動き始めてもないのにやる気がでない。会社にも学校にも行きたくないということで、不登校になったり出社拒否をしたりという人もいますが、こういった時は、とりあえずは学校へ行ってみる、会社に行ってみることが第一歩です。

人間は、作業興奮といって、やる気がなくても仕事をやり出すと、いつのまにか集中していたということがあります。
例えば、今日は少し体も重いし、トレーニングを軽めにして早めに切りあげゆっくり風呂にでも浸かろうと考えてジムに行っても、実際にジムのフロアに入ると、せっかくきたのだからとトレーニングをやりはじめてるうち、気がつくといつもと同じくらいトレーニングをして汗を流していたというようなことがあります。

このように、ヤル気がなくてもとりあえずやってみて、やっているうちに集中していたというようなことは『作業興奮』と呼ばれています。

作業興奮でヤル気が起こる理由

ヤル気・モチベーションは、脳の中心近くに左右1つずつある側坐核(そくざかく)というところが活動することによって起こってきます。そしてこの側坐核を活動させるためには、ある程度の刺激、つまり仕事をしたり作業したりということが必要になってきます。
つまり、とりあえず作業なり仕事をすることによって側坐核が刺激され、しだいにモチベーションが上がってくるのです。

だから、
ヤル気が出てからやればいいや!
ではなく、
ヤル気がなくてもとりあえずやろう!</span>
にすべきなのです。

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