禁煙のための禁煙補助に使われるお薬について | 薬剤師トピックス

以前、タバコが値上がりしたときに、この際タバコを止めようと決心した喫煙者も多くいたと思います。
禁煙をサポートしてくれるのが、禁煙補助剤です。

2つの成分がある禁煙補助剤

禁煙補助剤は、成分でいうと、大きく2つに分けることができます。
一つはニコチンを成分としたもので、ニコチンガムニコチンパッチがあります。
ニコチン以外では、バレニクリンというニコチンよりも脳のニコチン受容体に結合して作用する成分があります。

ニコチンについて言うと、以前はニコチンガムは一般用医薬品でしたが、ニコチンパッチについては医療用であり、市販されていませんでした。
ところが、セルフメディケーションを推奨するという政策もあり、ニコチンパッチについてもスイッチOTC医薬品として、市販で買えるようになりました。

禁煙補助剤を利用した禁煙ですが、タバコの数を減らすのではなく、禁煙するのであれば、最終的には徹底的にタバコを1本も吸わない完全禁煙状態にすることが大切です。

ニコチンガム

ニコチンガムは、基本的にタバコを吸いたいと思ったとき、1回1個をゆっくりと間をおきながら、30~60分間かけて噛みます。1回量は1個で、2mgのニコチンが配合されています。禁煙になれてきたら、1週間後とに1日の使用個数を1~2個ずつ減らしていき、1日の使用個数が1~2個になった段階で、使用をやめて禁煙していきます。

使用期間については、3ヵ月をめどにして使用します。

ニコチンガムは、ガムを噛むことで、口の粘膜からニコチンが血液中に吸収され、さらにガムを噛むという行為により口寂しさも解消できます。

ニコチンガムは、コーヒーや炭酸飲料などを飲んだ後は、しばらく噛まないようにします。なぜならば、十分な効果が得られない可能性があるからです。

ニコチンパッチ

ニコチンパッチは、皮膚に直接貼る円形のシールになっていて、皮膚の毛細血管からニコチンが吸収されて禁煙効果を表します。

1日に1回張り替えるだけ、起きてから寝るまで貼り続けることで、禁煙によるイライラなどの症状がなくなっていきます。
皮膚のかぶれを防ぐために、毎日貼る場所を変えていきます。

バレニクリン(チャンピックス錠)

市販薬ではなく、医療用医薬品になります。

経口薬で、α4 β2 ニコチン受容体部分作動薬という分類の薬になります。
有効成分のバレニクリンは、ニコチンより高い親和性があり、脳内のニコチン受容体に結合して、作動薬と拮抗薬という2つの作用を現します。

バレニクリンは、ニコチン受容体を刺激して、少量のドパミンを放出させることで禁煙に伴う離脱症状を軽減します。

それと同時に、バレニクリンは、ニコチン受容体とニコチンとの結合を阻害する拮抗薬としての働きもあるので、再び喫煙することによる満足感を失くすことで、禁煙の成功率を高めます。

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