AIとビッグデータが変えるマーケティング | 薬剤師トピックス

AI時代になって、いろいろなところでAIが使われるようになってきています。

チェスや将棋の世界においては、AIがプロを破ったというようなニュースもありましたし、AI搭載のロボットなども市販される時代になってきています。

AIとマーケティング

AIは、膨大なデータを解析してその中から法則性を見つけだし、人の力では到底到達できなかった選択肢を提示してくれるようになったりします。

AIの発展と非常に相性が良いのがマーケティングの分野です。
なぜならば、マーケティングは顧客などの膨大なデータを用いたりするからです。

マーケティングに必要な膨大なデータ

マーケティングというと、商品開発からはじまって、販売戦略や広告などの一連のプロセスがあり、その中で、いかに商品が売れるしくみを作り出すかということにかかっています。

もちろんそうした中で、顧客が何を望んでいるのか、どんなものに需要があるのか、こういったものをリサーチするために市場調査をしてデータを集め分析します。

そして、新聞やテレビに広告したり、インターネット広告をしたり、場合によってはDMなども使って広告宣伝活動をしていきます。

需要などを調べるためのリサーチももちろんですが、広告がどれだけ効果があったかという効果検証も必要になってきます。

さらに顧客情報は莫大なものがあります。

一人の顧客をとってみても、年齢や性別、居住地域、職業といった属性データはもちろん、店舗での購入記録やネット通販で購入記録、購入頻度といった行動データやアンケートの回答から推測できる意向データなどがあります。

マーケティングにたけた企業はこうした情報を収集して、マーケティング活用に役立てています。

ビッグデータで力を発揮するAIの実力

しかし、これだけのデータを人力で処理しようとすると大変なことになります。
数人のデータならともかく、数千人、数万人といった単位のデータを分析するというのはとても人力ではできません。

そこでこうしたビッグデータの処理としてAIが活躍するのです。

ビッグデータを集めても、そのままでは宝の持ち腐れです。雑然とした情報の山の中に埋もれてしまいます。
このデータの中から、法則性を見つけたり、新しい知見を見出すことができるのがAIということになります。

ビッグデータを整理し分類し、分析して法則性や新しい発見をしたり知識を見出してくのです。

インターネットで検索などをしていると、入力したキーワードと連動した広告が表示されたりします。

こうした広告は『検索連動型広告』と言われていますが、その他にもウェブページの内容を判断して関連広告を表示したりする『ディスプレイ広告』などがあり、これらもAIを使ったマーケティング手法の代表例になっています。

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