自動車だとガソリン車と電気自動車、そしてそのいいとこどりをしたハイブリッド車があるわけですが、健康情報などの調べ方も、
『ハイブリッド』がオススメです。
健康情報をChat-Gpt、Geminiで調べるのは要注意
AIというと、一般的に思いつき、多くの人が利用していると思われるものとして
Chat-Gpt、
Gemini などがあります。
確かに
Chat-Gptにしろ、
Gemini にしろ、
非常に優れたAIで、調べものをするにしてもものすごく便利になっています。
しかし、最近ではかなりAI技術の進歩により改善してきているとはいえ、
2025年〜2026年現在の段階では、これらのAIは、モデルや調べる内容にもよりますが、
一般的なプロンプトに対して数%~20%程度の割合で不正確な情報が混じるとされています。
特に「特定の主張を裏付ける論文を教えて」というように裏付け論文を調べてもらおうとすると、なんと
存在しない論文をでっちあげる確率が30%以上という恐ろしい実験結果もでています。
私も裏付け論文を調べてもらったら、存在しない論文をいくつも生成され、
ということもありました。
別に私のプロンプトが悪かったというわけでもないと思うのですが、5つ論文を提示されたら2つは、雑誌名・タイトル・巻・号・年・ページなどが違っていて、実際には存在すらしない論文になっているというのですからちょっと使えません^^
このあたりは、進化のスピードが速いAIのこと、1年いや半年、はたまた数カ月もすれば、ハルシネーションの率もどんどん少なくなっていくことと思われるので、期待したいところです。
AIで調べものをするとき、固有名詞、最新情報は特に注意が必要だということはよく言われている話ですが、最近のAIはわからないことを素直にわかりませんとは言わず、平気でウソをつくので困ったものです。しかも、もっともらしいウソをついてくるので注意が必要です。
知ったかぶりしないで、わからないならわかりませんっと正直に言ってもらったほうが助かるんだけど…
と思ってしまうこともあります。
Geminiでの健康情報のハルシネーションを激減させる魔法のプロンプト
Gemini や Chat-GPT は使いなれているけど、別に研究者でもないので日本語で使いたいし、 Consensus、Elicit、SciSpace を使うまでもなく、Gemini や Chat-GPT で調べたいという人は、プロンプトの工夫次第で、ぐっとハルシネーションを激減させることができます。そちらについては、以下を参考にしてください。
Geminiでの健康情報のハルシネーションを激減させる魔法のプロンプト
健康情報を効率よく調べるなら、Consensus, Perplexity AI, Elicit、SciSpaceがオススメ
とはいっても、PubMed などはしっかりと適した検索語を選ばないとうまくヒットしてくれず、
「〇〇は健康に良いか?」ということを調べたい場合は、そこからシソーラスに則った形でどんな検索語で検索をかけたらよいのかハードルが高くなってしまいます。
「〇〇は健康に良いか?」というような感じで、手軽に実用的な情報を調べたいなら、
Consensus(コンセンサス)、
Perplexity(パープレキシティ)、
Elicit(エリシット) あたりのAIがオススメで、効率的に情報をキャッチできます。
AIにもいろいろと得意分野があり、得手不得手があるので、得意分野をいかした使い方をしてあげるのがAIとうまくつきあうコツです。
なるほど、科学論文やそのエビデンスなどについては、別のこういった分野が得意なAIを利用すればいいのか
Chat-Gpt、
Geminiは
蓄積してきた自分の知識から答えるのに対して、
Consensus、
Elicitは、
外部のソース、つまり実際の査読論文のみを検索して、その中身を要約するというRAG:検索拡張生成という形式をとっているので、Chat-Gpt、Geminiなどの一般的なAIと比較すると、
ハルシネーションは劇的に少なくなります。
ゼロにはなりませんが、存在しない論文をでっち上げるなんていうリスクはほぼほぼ回避することができます。
しかし、AIはAIであり、論文の内容を正しく解釈できているかとなると話は別で、要約や解釈でミスが起こる可能性は否定できません。
Perplexityについては、ウェブ検索して回答する形なので、信頼性の低いブログなどから情報をゲットしてくる可能性もあります。
蓄積してきた自分の知識から答える系統のAIであるChat-Gpt、Geminiなどは、それだけ膨大な知識の宝庫であり、そこから生まれてくるアイデアも豊富で優秀なのですが、知識が多すぎるが故に混同してしまったり、別のものをひっぱってきてしまったり、信頼性の低いサイトの情報もピックアップしてしまったりするところが弱点なのです。
この弱点を補うために、他のAIも使ってみたり、裏づけをしたりすることで、これらのAIを最大限利用できるのです。
【健康情報などを調べるのにオススメのAIまとめ】
Consensus(コンセンサス)利用のアドバイス
Consensus(コンセンサス)などは、残念なことに
日本語対応していません。
検索窓に日本語を打ち込んで検索することも可能ですが、意図しない論文がでてきてしまったりします。
そこで、英語が苦手という人、そこまで得意でなく面倒くさいという人は、
日本語を Google翻訳や DeepL などの翻訳サイトで英訳してから、Consensusなどを利用すると良いでしょう。
DeepL : https://www.deepl.com/ja/translator
無料版があり、高精度な翻訳が利用可能です。
テキスト翻訳: 1回につき1,500文字まで。
ファイル翻訳: 1か月で3ファイルまで(1ファイル5MBまで)
編集不可。セキュリティ: 入力データがAI学習に利用される可能性があり
Consensusでの論文検索のポイント
次のポイントを理解していると、検索で有効な結果を得ることができます。
- 物事の関係について質問すること(例:お尻を叩くことは小児期の発達に影響を与えますか?)
- 簡単な「はい/いいえ」で答えられる質問をすること(例:ビタミンCのサプリメントで風邪を治療できますか?)
- 物事の効果について質問すること(例:感謝の習慣を身につけるとどんな効果がありますか?)
検索をすると、質問に関連する部分が各論文から抽出され、太字で表示されます。
その下に論文のタイトル、著者が記載され、各論文の評価が赤下線で示されます。
Rigorous Journal: 厳格な研究
Highly Cited: 多く引用されている
Very Rigorous Journal: 非常に厳格な研究
Case Report: 症例報告
評価なし
健康情報を効率よく調べるオススメのハイブリッドコース
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ここで、
いいとこどりの健康情報などを調べるオススメのハイブリッドコースをご紹介します。
まずは、入口としては効率性重視。
少なくとも架空の論文をでっちあげたりせず、ハルシネーションも劇的に少ないとされるAIを利用します。
「〇〇は健康に良いか?」、
「〇〇についての最新知見を教えて」というようなことを
Perplexity や
Consensus、
Elicit を使ってつかむとともに、賛否の情報のバランスなども把握します。
この段階でこんな論文や資料があるんだなとわかるので、次に
Consensusや
Elicit でこれはと思う論文をピックアップし、要約させます。
このとき、複数の論文を読み込んで、データの詳細を比較表にしてもらうこともできます。
Consensusも、
Elicit もメールアドレスのみで登録でき、一般的な検索なら無料で利用できます。
最後の仕上げとして、
裏づけ作業を行います。
AIは優れているとはいえ、全てAIまかせにせず、ここの裏どり作業が大切!
AIで引用した特定の論文の要約が果たして正しいか、文脈に誤りがないかなどを確認します。
すでに論文のタイトルがわかっているので、
PubMed または
Google Scholar の検索窓に論文のタイトルをそのまま打ち込むなり、コピペするなどすれば、実際の論文にアクセスできます。
PubMed で検索すると、中には、無料で見れず、有料であったり契約が必要なものもありますが、無料で見れるもの、また要約だけは見れるものについては、その内容を確認することができます。
検索結果や詳細画面に
「Free article」 または
「Free PMC article」 というアイコンが表示されていれば、誰でも無料で全文を読むことができます。
英語が苦手であっても、Google翻訳などをつかえば、ざっくりと内容もわかります。
また、
SciSpaceを利用するというのもオススメの方法です。