かかりつけ薬剤師・健康サポート薬局の平成29年度医薬関連予算案

かかりつけ薬剤師・健康サポート薬局の平成29年度医薬関連予算案

健康サポート薬局に関する通知や資料を掲載しています。

かかりつけ薬剤師・薬局の普及・機能強化予算(平成29年度)

2017年1月19日に、全国厚生労働関係部局長会議が開催されました。
かかりつけ薬剤師・健康サポート薬局に関連して、平成29年度医薬関連予算案についてが出されました。
「患者のための薬局ビジョン」を踏まえた、かかりつけ薬剤師・薬局の普及・機能強化としては、193百万円(180百万円)が予定されています。

 

2016年度から実施している患者のための薬局ビジョン実現に資するかかりつけ薬剤師・薬局機能の強化のためのテーマ別のモデル事業を充実・発展させる。また、ビジョン実現の進捗管理のため薬局の取組状況(KPI)を把握する仕組みを構築する。

かかりつけ薬剤師・薬局の推進について

患者のための薬局ビジョン

1.これまでの動き

○2015年10月に「患者のための薬局ビジョン」を策定・公表し、かかりつけ薬剤師・薬局の基本的機能が示されました。
○2016年度は、「患者のための薬局ビジョン推進事業」の中で、以下のモデル事業を30道府県において32事業が実施されています。
①地域全体のかかりつけ薬剤師・薬局機能強化のための連携推進事業
②多職種連携による薬局の在宅医療サービスの推進事業
③電子版お薬手帳を活用した先進的な地域の健康サポート推進事業
④薬局・薬剤師によるアウトリーチ型健康づくり推進事業

 

2.今後の取組

○かかりつけ薬剤師・薬局を推進するため、今年度に引き続き、来年度も、予算事業としてかかりつけ薬剤師・薬局のモデル事業等を行う予定。事業実施を早めるために、今年度は昨年4月に募集を開始したが、来年度は今年2017年3月までに募集を開始。

 

平成28年度の事業を踏まえ事業の 充実・発展

・好事例をもとにした新たな取組
・把握された課題の改善
・業規模の拡大によるエビデンス構築

 

①地域全体のかかりつけ薬剤師・薬局機能強化のための連携推進事業

・ 地域全体のかかりつけ薬剤師・薬局機能の強化を図るため、その地域の特性等に 応じた地域の薬局同士の連携方策を検討・実施する。

②多職種連携による薬局の在宅医療サービスの推進事業

・ かかりつけ医を中心に多職種連携を図りつつ、薬剤師が在宅訪問を必要とする患 者を把握し、在宅医療サービスを提供する取組を推進する。

③電子版お薬手帳を活用した地域の先進的な健康サポート推進事業

・ 様々な健康情報(食事・運動情報)などとリンクした電子版お薬手帳(ICT)の活用を地 域の中で推進し、総合的な健康サポート機能の充実を図る。

④薬局・薬剤師によるアウトリーチ型健康サポート推進事業

・ 地域の多様な機関と連携し、薬局以外の場所でお薬・健康相談などを実施し、薬 局・薬剤師の機能強化を図る。


 

健康サポート薬局

1.これまでの動き

○2016年年10月より、積極的に地域住民の健康の維持・増進を支援する健康サポート薬局の届出・公表が開始されています。
2016年12月末時点の届出数は、31都道府県において113件)。
○また、2016年4月より、健康サポート薬局の用に供する不動産に係る不動産取得税の優遇措置が開始されています。
 (2016年度から2017年度までの2年間)。

 

2.今後の取組

○健康サポート薬局が全国に普及していくために、届出先となっている全ての自治体(都道府県、保健所設置市、特別区)において健康サポート薬局の取組が始まるよう、自治体や関係団体と連携して対応を行っていきます。