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肌とは、どういう組織なのか

美肌を考えるときに、まずはその主人公でもあるべき肌とはどんなもので、どんな役割や性質があるのかということを理解しておくことが大切です。

肌と皮膚ってどう違うの?



よく化粧品の説明書や、美容関係の本を読んでいると「肌」という言葉が多く使われています。一方、医学書などを読んでいると「皮膚」という言葉が多く使われています。肌と皮膚は似たような言葉ですが、どのように違うのでしょうか。
皮膚は、外界に接している表皮とその下にある真皮に分けられ、さらにその下には、皮下組織があります。
そして、皮膚組織の中でも体の表面にある表皮は、さらに、基底層、有棘層、顆粒層、透明層、角質層に分けることができます。

そして、私たちが、一般に「肌」と言っているのは、表皮の中でも一番表面にある「角質層」のことになります。
つまり、肌=角質層ということになります。

これだけは押さえておきたい皮膚の知識

皮膚という組織


皮膚の総面積 : 男性=約1.8㎡、女性=約1.6㎡
皮膚の重さ  : 体の約8%に相当
表皮の厚さ  : 0.07~2.0mm(体部0.1~0.3mm、手掌0.7mm前後、足底1.3~2.0mm)
真皮の厚さ  : 0.3~3.0mm

 

皮膚の厚さは、平均すれば、表皮と真皮を合わせてだいたい2mm程度ということになりますが、部位によって異なり、0.6mm~3mmといったところになり、均一ではありません。
最も皮膚が厚いのが足裏、その次が手掌や手足の指の腹面になっています。
最も薄い場所は瞼で、0.6mmぐらいだと言われています。
その次に薄いのが、鼻や口の周囲で、額や?も薄く、1.1~1.5mmと言われています。

 

厚さが平均しても2mm程度の組織である皮膚ですが、体に占める重さの割合でいくと8%にもなるということは、皮膚の表面積がいかに広いかということがわかるかと思います。

 

皮膚の役割


体の体表面を覆っている皮膚には、いろいろな役割があります。

 

*体の水分を保持する
*物理的・化学的刺激から体を守る
*病原微生物から体を守る
*汗を分泌して体温調節を担う
*痛点や圧点などをもち、終末神経が分布いsていて、外界の環境変化をとらえる感覚器になっている

 

ざっくりこんな感じですが、
表皮は、主に、外からの外的刺激から皮膚そのものを守る働きをしています。
真皮は、肌のハリや弾力の源となっていて、表皮へ栄養や酸素を送り込んだり、発汗によって汗口から老廃物の排泄をも手助けます。
さらに、真皮は、神経細胞とも密接につながっていて、知覚作用の前線にもなっています。
また、表皮と真皮の間には、基底膜という薄い膜があり、この膜が表皮と真皮を接合しています。

表皮5層が果たす役割とは

表皮は、肌の表面から順に、角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5層に分かれていて、常に新しい細胞と古い細胞が新陳代謝(肌のターンオーバー)によって生まれ変わっています。

透明層っていったい何?


よく皮膚の解剖図とか見たり、「人体のしくみ」といったような体の仕組みを記載した教科書的な本をみると、肌の表面から、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層になっていて、「あれ? 透明層なんて載っていないよ?」と思われる方もいるかもしれませんが、これは別に本が間違っているわけではありません。

じつを言うと、角質層と顆粒層の間にある透明層は、手掌と足底のみに存在する特殊なものなので、一般の皮膚断面の解剖図などでは書かれていないことのほうが多いと思います。


基底層


基底層は、表皮の一番下にあり、真皮と接している部分で、横幅よりも高さが長い円柱状になっていて、1列に並ぶ単層構造になっています。
基底層の細胞は、真皮の乳頭体の毛細血管から栄養や酸素が供給されます。
基底層の細胞は、細胞分裂をして、2個に分裂した際に、1個はそのまま基底層にとどまり次の分裂を行い、もう1つは、有棘細胞や顆粒細胞に形を変えて、最終的には角質細胞となり、肌の表面から垢となってはがれ落ちていきます。

この基底層に特徴的な細胞としてメラノサイトがあり、樹木が枝を広げたような形をしているのが特徴です。
枝の情報部分に黒褐色のメラニン色素を形成します。
メラニン色素は紫外線が当たることにより大量につくられますが、このメラニン色素によって紫外線を遮断するという作用があります。
基底層では、基底細胞とメラノサイトの割合は、だいたい10:1になっています。
基底層で新しい細胞が細胞分裂によって生まれてくるので、ここが破壊されないかぎり、皮膚は傷を受けても、次から次へと再生して回復する力を持っています。


有棘層


基底層と顆粒層の間にあるところで、円柱状と紡錘形の中間のような多角形をした形になっています。
そして、有棘層の中でも肌の表面に近いほど、細胞はその形が扁平になっていきます。
通常は、数層から10層ぐらいの有棘細胞が並んでいて、表皮ではもっとも厚い層になっています。
なぜ、有棘層と言うのかというと、有棘細胞の外面には、多くの繊細な上皮繊維の突起が棘のように出ているからです。
この棘と棘が連絡師合うことで、細胞と細胞の間隔をリンパ液が流れていて、栄養などが運ばれています。

有棘層には、外界から侵入してくる細菌・ウイルス・アレルギー性物質などの異物を認識して免疫システムを作動させるという重要な働きもあります。
この重要な働きを示す細胞は、ランゲルハンス細胞と言われていて、アレルゲンなどの情報をキャッチしたりして、体の免疫システムを発動させるための始まりとも言えます。


顆粒層


顆粒層は、扁平又は紡錘形をしていて、通常1~2層になっています。
顆粒層の細胞には、ガラス質状のケラトヒアリン顆粒と呼ばれる顆粒が含まれていて、これが光線を強く屈折させています。
そのことにより、皮膚の深部に、紫外線が届くのを防いでいます。


透明層


皮膚の解剖の教科書の図でも、あまり書かれなかったりする部分ですが、手掌と足底と言った角質の厚い部分だけに存在しているものです。
薄くて透明であり、しかも通常の染色法では染色されないことから、透明層という呼び名がついています。


角質層


角質層は、いわゆる「肌」と呼ばれる部分で、表皮の最も外側に存在します。
扁平な核がない角質細胞が、ちょうどミルフィールのパイ生地のように10~20層にも重なっていたりします。
別の言い方をすれば、死滅したケラチノサイトが集積したものとも言えるのかもしれません。
角質層の角質細胞は、古くなりやがて、垢となってはがれ落ちていきます。

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