
特に女性の場合は、性器の臭いに敏感になるかもしれません。
夏はショーツの中が蒸れ、おりものの臭いが異臭に感じる事があります。
性器の臭いといっても、実際には自分で自分の性器の臭いを直接嗅ぐのはちょっと不可能ですから、ショーツについたおりものの臭いを嗅いだりして、性器が臭いと判断する人が多いかと思います。
特に、夏になるとショーツの中が蒸れやすくなり、おりものの臭いが異臭と感じられることもあります。
男女とも、健康な状態であっても臭うのが性器であり、全くの無臭という訳にはいきませんが、明らかにいつもと違う異臭がする時は注意が必要です。
異臭だけで性病に感染したと決めつけるのは難しいですが、おりものの臭いが異常となる代表的な性病は、「膣カンジダ症」「膣トリコモナス症」「淋菌感染症」「クラミジア感染症」です。
ただ、おりものの臭いだけで判断するのは難しく、実際には他の症状と合わせて判断することが大切です。
男性の性器が臭う場合は、一般的には恥垢や精液、尿の臭いと考えられます。
包茎の男性の場合、垢が溜まりやすく臭いがきつくなる可能性があります。入浴の際には皮をむいて清潔に洗うか、真正包茎の場合は病院や美容クリニックへ行くとよいでしょう。
男性の場合は、女性と違い性器をトイレットペーパーで拭きませんから、どうしても性器に尿が残り臭う事があります。
男性の場合は、性器に異臭がする性病というものは特にないといってもよいかもしれません。
男性の性器が露出しているので、臭いとして症状が現れる事はあまりなく、どちらかというと排尿時の違和感や痛み、性器の痒み、ボツボツなど目で見て分かる症状が多いのが男性の性器感染の特徴です。
一方女性の場合は、性器が複雑な形状であるため、性病で性器の臭いが出やすいのは女性ということになります。
女性は成熟し生理の周期が整ってくると、生理と生理の間にはおりものが出る様になり、これがショーツに付いたりして、ネバネバして気持ち悪く感じたりします。
おりもの自体は、膣の「自浄作用」のためのもので、子宮や膣から出る分泌液です。おりものには、膣の中をうるおった状態に保ち、膣の中に雑菌を侵入させない役割があります。
おりものは月経周期によって、量や粘り気に変化があるので、おりものからだいたいの排卵日や月経開始日を予測することもできます。
またおりものは、排卵期にはさらさらしていて、排卵後は粘り気が出てきます。これは排卵期は精子が子宮の中に入りやすいようにしていて、排卵後は菌が子宮内に入らないようにするためです。
特に生理前のおりものによる臭いが気になるという女性は多いようですが、これはこういったおりものの生理的作用を考えると、仕方ないことです。