
緑内障の治療の選択肢の1つとして手術があります。
まずは、生活習慣に注意しながら、点眼薬を用い、それであまり効果がみられない場合は、手術という選択肢もあります。
緑内障に対して行われる手術に対しては、何種類かの方法があります。
レーザーを用いた手術
レーザー虹彩切開術
レーザー繊維柱帯形成術
外科的手術
繊維柱切除術(トラベクレクトミー)
繊維柱切開術(トラベクロトミー)
隅角癒着解離術
毛様体破壊術
最新の手術法
インプラント手術(セトン手術)
開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障は、まずは点眼薬を用い、薬物療法を行って、それがじゅうぶんでなく視野障害が進行してきてしまっているときに手術を行うことになります。
一方、閉塞隅角緑内障は、房水の排水口の隅角が物理的に塞がってしまっているので、これは物理的に排水口を確保する手術が第一選択となります。
緑内障の手術は、年々変化をとげ、以前はメスを用いた外科的手術が行われていましたが、最近では手やメスが届かない場所でもレーザー光線を当てるだけで、切除・切開してしまうといったレーザー治療も行われるようになっていています。
レーザー手術は、点眼麻酔をしてから行われ、感染の危険も痛みもなく、入院も不要です。
レーザー手術を受けた後は、自分で徒歩で帰宅し、食事や入浴も普通にできます。
日本では、どのくらい緑内障の手術が行われているかというと、毎年約5万件といわれています。
そして日本で行われている緑内障手術の大部分が、繊維柱切除術(トラベクレクトミー)です。一部に繊維柱切開術(トラベクロトミー)が行われていますが、ほぼほぼ、トラベクレクトミーが主流になっています。
この方法は簡単に言うと、眼球に小さな穴をあけてバイパスを作ることにより、房水が結膜の下に染み出てくるようにすることで、眼圧を下げるという手術になりまうs。
あけるのは、15μmの小さな穴で、完全な穴を開けるのではなく、房水の排水路を再建する手術になります。