緑内障の進行を防ぐための日常生活

緑内障の進行を防ぐための日常生活

緑内障の進行を防ぐためには、日頃どのようなことに注意して生活をすれば良いのかについてまとめました。

緑内障と食事

緑内障と食事は、あまり関係ないように思われます。
もちろん、ブルーベリーなど目に良い食材というものはありますが、緑内障と食事の関係というとピンとこない人も多いのではないでしょうか。

 

近年、緑内障の原因の一つとして、目の血流低下が言われています。したがって、動脈硬化や糖尿病・高血圧症といった患者の人は、緑内障が悪化するケースが考えられています。
したがって、緑内障の進行を防ぐという意味からも、動脈硬化や糖尿病・高血圧症を悪化させない生活をおくり、血糖や血圧のコントロールをしっかり行うことが大切です。

緑内障の進行を防ぐのに良いこと

軽いジョギング・ウォーキング

軽いジョギング・ウォーキング程度の運動は、体にそれほど負担にもならず、眼圧を下げることがわかっています。
大切なのは、無理をしないで、継続して行うことです。
また、適度な運動は動脈硬化や糖尿病・高血圧症の改善にもつながるので、緑内障の進行を防ぐという意味から有効です。

 

十分な睡眠

時間がないと睡眠時間を削るという人もいますが、きちんとした睡眠をとることが緑内障の進行を防ぐのに重要です。
ただし、あまり眠れない人が、緑内障のために眠らなければと思いが強すぎて、それがかえってストレスになってしまうことがあります。
ストレスはかえって緑内障いはわるいので、あまり気にしないことも大切です。

緑内障の進行を防ぐのにオススメできない行為とは

水分・カフェインの摂りすぎ

まず水分ですが、水分を大量に摂ると、一時的ですが眼圧が上昇することがわかっています。
一度に水をたくさん飲んだり、ビールを一気飲みするなどといった行為は、一時的ですが眼圧を上げる行為になりますので、緑内障の進行を防ぐという観点からすると、あまり良い行動とは言えません。
また、1日に10杯以上、珈琲を飲むという人は、飲み過ぎに注意したほうが良いでしょう。カフェインの摂りすぎは眼圧の上昇につながります。
どうしても飲みたい場合でも一度に続けざまに4杯も5杯もといった飲み方はやめたほうが良いでしょう。

 

運動をした後に、一気に水をがぶ飲みする人もいます。脱水症状を防いだり、熱中症に対しては、水分補給が大事ですが、1Lなら5分かけて飲むような感じで、極端に一気に飲まないほうが良いでしょう。

 

水を一気にがぶ飲みすると、体の中の水分量が増え、房水も増えることから眼圧が高くなり、目の視神経が圧迫される原因にもつながります。

 

ストレスをためる

ストレスは自律神経やホルモンのバランスを乱してしまいますが、緑内障の進行を防ぐという意味からもよくありません。
こういっても無理なのでしょうが、あまり細かいことは気にせずに、おおらかな気持ちでなるべくストレスを避けて1日を過ごすことが大切です。

 

スマホ・携帯が緑内障を作りだす?

何をいいたいのかというと、うつむいた姿勢を長時間続けていると、眼圧が上るということです。
眼圧が上るということは、緑内障の進行を防ぐという意味からは悪影響がでてきます。
スマホや携帯の画面に夢中になったり、ディスクワークなどで長時間うつむいた姿勢を続けていると眼圧があがってしまいます。
適当に休憩をいれ、姿勢を正すことが重要です。
寝そべって読書するというような人もいますが、こういったこともやはりうつむいた姿勢と同じで、眼圧を上げる原因になりますので、できるだけ避けた方が賢明でしょう。

処方された目薬はしっかりと

一番大切なことは、緑内障で薬を処方されている場合は、その薬をしっかりと指示されたとおりきちんと使用することです。
ある調査によると、患者の半数はきちんと点眼していないというような結果になっているようですが、緑内障の進行を防ぐという意味では、きちんと医師・薬剤師に指示されたとおり、薬を使用することが大切です。