高眼圧症

高眼圧症

緑内障とは・・・ その症状、メカニズム、検査、治療法、自宅でもできるケアなどを紹介していきます。

高眼圧症

健康診断などで眼圧を測定し、眼圧が高いと緑内障の疑いありとされることから、「緑内障=眼圧が高い」というイメージがあります。

 

しかし、日本人の緑内障の6~7割は、眼圧が正常値である正常眼圧緑内障とも言われています。

 

一方、これとは逆で、眼圧は高いけれども緑内障ではないというケースもあります。
つまり、眼圧が21mmHg以上あるのに、視神経障害や視野欠損がなく、緑内障の症状がないというケースもあり、高眼圧症と呼ばれています。

 

日本人の場合、40歳以上の約1.4%がこの高眼圧症と推定されています。

 

高眼圧症は、特にこれといった自覚症状はありません。
しかし、高眼圧症の場合は、人によりますが、緑内障に移行する人もいます。もちろん緑内障とならない人もいますが、緑内障予備軍というか、リスクファクターの一つにはなっています。

 

眼圧が22~25mmHgなら要観察、30mmHg以上であれば、視神経障害や視野異常が見られなくても、緑内障と同様に眼圧を下げるための点眼薬が処方されます。

 

治療としては、眼圧が高いということは緑内障のリスクファクターの一つなので、定期的に眼圧や眼底の検査を行っていきます。
眼圧が22~25mm程度なら、そのまま様子をみて、眼圧が30mm以上の場合は、眼圧を下げるための点眼薬などを使います。