
よく仕事をし過ぎて目を酷使すると、緑内障に良くないと言う人がいます。
中国の古典医学書である『千金要方(せんきんようほう)』には、確かに「目の使いすぎは良くない」というようなことが書いてあるそうです。
子供が近くのものを見続けることは、近視の原因になり、目を使いすぎることは目に良くないとも言えますが、緑内障に関しては、目を使いすぎたから緑内障が悪化するということは、あまり考えられません。
それよりも物理的な姿勢や、ストレス等のほうが、深く関係しています。
姿勢もそうですが、ストレスは緑内障に良くないことがわかっています。
精神的な緊張状態が続くと、眼圧が2~3mmHg上昇することが知られています。うつむき姿勢と同様に、ストレスをためることも、眼圧上昇につながってしまいます。
上手にストレスを発散するようにして、眼圧をあげないような工夫をしたいところです。
仕事のプレッシャーなどでストレスを抱えながら、うつむき姿勢で机上の書類と睨めっこなんていうことは、緑内障にとっては良くないことです。長時間続けて仕事をしないで、適当に休み、休憩をいれて仕事のことはしばし忘れてリラックスすることも大切です。