どこでもできるパーミング

どこでもできるパーミング

緑内障とは・・・ その症状、メカニズム、検査、治療法、自宅でもできるケアなどを紹介していきます。

欧米で広まっていった目の機能回復法、パーミングとは

 

このパーミングは、アメリカの眼科医ウィリアム・ベイツ氏が考案したベイツ法と呼ばれている視力回復技術の体系の中の一種で、民間療法としても欧米で広く知られるようになりました。

 

ベイツ理論では、意識的に目の筋肉を鍛えることで焦点調節機能を回復させて視力を回復させるという考え方のもと展開されています。

実は、無意識のうちにやっていたパーミング

ベイツ法が普及していった欧米に対して、眼科関係や視力回復センター関係者、あるいは視力回復などに興味をもっている人は、「ベイツ理論」という言葉は知っているかもしれませんが、たいていの日本人にとっては、ベイツ法? パーミング? と聞いたこともないよという人が多いかと思います。

 

しかし、私たちは昔からこのベイツ法に基づくパーミングを無意識のうちにやっていたのです。
「パーミング」はいわゆる「手当て」、つまり子供が熱を出したり転んで泣いているときに、お母さんがとっさに子供の額に手を当てたり、ケガしている患部に手を当てたりしたことを見たことがあると思いますが、これが理論的にはパーミングと同じものなのです。

 

子供はほっとした表情を浮かべて、安心し、痛みや苦しさが和らいていきます。ハンドパワーではありませんが、不思議なことに、手を当てられてだけで、気持ちが楽になり、症状自体も軽減していくものです。

どこでも簡単にでき、目の疲れがとれるパーミングのやり方

パーミングは、次のようにしてい行います。

 

  1. 手のひらを数十秒こすり合わせて温めます。
  2. 手の平を目で30秒ほど覆います。

 

たったこれだけです。

 

しかし、パーミングを行うと、しだいに目がじんわりと温かくなってくるのを感じると思います。
この温熱作用により目の血行がよくなり、目の代謝や血行が良くなり、目の疲れをはじめ、近視・老眼・飛蚊症といった目の症状も緩和されていきます。血行がよくなるので緑内障にも有効です。

 

よく、仕事で目を酷使し、休憩タイムに手のひらで目を覆っているサラリーマンがいたりしますが、あれも無意識にパーミングを行っているようなものなのでしょう。

パーミングの温熱効果

パーミングは物理的に温まるだけでなく、実はこすり合わせて温めた手のひらからは、微量ですが、遠赤外線が出ています。これにより温熱効果がより発揮されます。

 

目が疲れたときは、目を冷やすととても気持ち良かったりします。確かに目を冷やすと一時的には目がスッキリとし気持ちよくなりますが、ずっと目を冷やしていると目の血流や代謝が落ちてしまいます。

 

ちょっとした時間で、お金もかからないパーミング法は、どこでもできる目の健康法といえるでしょう。