漢薬・生薬

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漢薬・生薬

ひと目でわかる方剤学

 

ひと言で言うと、今までになかった漢方解説を目指し、プラクティカルに活用できるように漢方方剤を分類した上で、証がひと目で理解できるイラストと漢方方剤の関連しを理解できる関連図を収載しています、
方剤の分類や治療法、傷寒論の六病位、気血水などについて解説があったあと、各論に入り、それぞれの方剤について解説がされています。
各論では、方剤を表剤、和剤、下剤、涼剤、温剤、気剤、血剤、水剤、皮膚外科剤に分けて解説していて、それぞれ方剤の主要方剤と副方剤が記載されていて、さらに六病位と虚実の相関図の中で関連性が図解されてい
ますので、感覚的に理解できるようになっています。

 

個々の方剤については、それぞれのメーカーの適応が丁寧に書かれていて、生薬の説明もされています。
またどういった人に良いのかというのが図解でわかるようになっています。

 

●表剤
(麻黄湯・葛根湯・小青竜湯・桂枝湯・麻黄附子細辛湯・麻杏甘石湯・大青竜湯・桂麻各半湯・香蘇散・葛根湯加川芎辛夷・桂枝加葛根湯・参蘇飲・升麻葛根湯・川芎茶調散・五虎湯)
●和剤
(小柴胡湯・柴胡桂枝湯・柴胡桂枝乾姜湯・大柴胡湯・半夏瀉心湯・黄連湯・芍薬甘草湯・小柴胡湯加桔梗石膏・柴朴湯・柴陥湯・柴苓湯・竹筎温胆湯・神秘湯)
●下剤
(大黄甘草湯・調胃承気湯・大承気湯・麻子仁丸・桂枝加芍薬大黄湯・潤腸湯・防風通聖散)
●涼剤
(黄連解毒湯・辛夷清肺湯・桔梗湯・黄芩湯・白虎加人参湯・猪苓湯・茵蔯蒿湯・十味敗毒湯・清上防風湯・消風散・三黄瀉心湯・温清飲・清肺湯・荊芥連翹湯・清心蓮子飲・五淋散・猪苓湯合四物湯・三物黄芩湯・竜

 

胆瀉肝湯・柴胡清肝湯・治頭瘡一方)
●温剤
(桂枝加芍薬湯・小建中湯・大建中湯・人参湯・当帰四逆加呉茱萸生姜湯・呉茱萸湯・八味地黄丸・真武湯・当帰建中湯・黄耆建中湯・当帰湯・安中散・温経湯・五積散・桂枝人参湯・牛車腎気丸)
●気剤
*補気剤
(四君子湯・六君子湯・補中益気湯・清暑益気湯・啓脾湯)
*理気剤
(半夏厚朴湯・四逆散・抑肝散・加味逍遙散・抑肝散加陳皮半夏・女神散・釣藤散)
*安神剤
(酸棗仁湯・甘麦大棗湯・桂枝加竜骨牡蛎湯・柴胡加竜骨牡蛎湯)
*気血双補剤
(炙甘草湯・十全大補湯・人参養栄湯・帰脾湯・加味帰脾湯)
●血剤
*補血剤
(芎帰膠艾湯・四物湯・当帰飲子・七物降下湯)
*駆瘀血剤
(当帰芍薬散・桃核承気湯・桂枝茯苓丸・治打撲一方・通導散・疎経活血湯)
●水剤
*治痰飲剤
(五苓散・木防已湯・越婢加朮湯・桂枝加朮附湯・苓姜朮甘湯・苓桂朮甘湯・小半夏加茯苓湯・二陳湯・半夏白朮天麻湯・茵蔯五苓散・平胃散・茯苓飲・胃苓湯・苓甘姜味辛夏仁湯)
*治関節剤
(桂枝芍薬知母湯・薏苡仁湯・防已黄耆湯・二朮湯・麻杏薏甘湯・大防風湯)
*滋陰剤
(六味丸・麦門冬湯・滋陰降火湯・滋陰至宝湯)
●皮膚外科剤
(大黄牡丹皮湯・排膿散及湯・乙字湯・立効散・桂枝加黄耆湯)

 

 

 

西洋医学の知見に基づいて、生薬約600種と処方例約700を取り上げ、処方・起源・性味・成分・薬理作用・臨床応用・処方例などのポイントを要領よくまとめて解説しています。
漢方薬が実際に臨床でどのように用いられているかを、事例を用いてわかりやすく解説しています。

 

 

 

「一般用漢方210処方」を構成するすべての生薬について詳細に解説しています。
基原・産地・選品を明らかにし、効能および用途、引用文献については、古方派・後世派・折衷派・中医学派に偏らない編纂につとめています。
時代によって意味の変わったものについても、日本漢方と中医学 の概念の違いについてできるだけ解説しています。
処方構成の基礎となる二味の薬物配合については配合応用として記述しています。

 

 

 

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