
東洋医学全体、黄帝内経などを理解でき、イラストや図もふんだんにあります。東洋医学全体を俯瞰して学ぶには最高の書物です。
1つ1つ複雑に結びついている東洋医学・鍼灸の理論の学問全体を、大きな全体として俯瞰しながらを鳥の目の視点で学ぶことができます。
診断学には五行論が必要で、どの五行論の理解は五臓生理も一緒に学んだほうがよく、そういったことを踏まえた構成になっています。
原著を基にした、東洋医学に根付いた関連書籍として、陰陽論、五行論、東洋医学・鍼灸の基礎知識、病証、診察学の初歩まで押さえているので、全体を見渡しながら学ぶのに適しています。
生薬が写真でわかりやすいところ、経絡やツボが書いてあるところ、漢字にふりがなが書いてあるなど漢方・東洋医学の初心者にやさしい内容になっています。4章に分かれていて、わかりやすい図表で東洋医学の概略をざっと理解するのに最適です。
○東洋医学の基礎理論
(東洋医学の定義・歴史;東洋医学と西洋医学の健康観)
○東洋医学の診察・診断法
(四診で診察する;四診の技術)
○東洋医学の治療法
(西洋医学との治療法の違い;異病同治と同病異治)
○東洋医学による治療の最前線
(現代病治療と東洋医学;現代病治療と東洋医学 糖尿病)
東洋医学について、基本的な考え方から、病気のとらえ方、診察の仕方、様々な治療法まで、豊富なイラストとともに解説しています。
そもそも東洋医学とは、東洋医学と西洋医学との違い、中医学・漢方・韓方、陰陽、五行、天人相応、五臓六腑、証、鍼灸、漢方、未病と不定愁訴とは、健康とはという12のキーワードを読み解き、東洋医学での病因の捉え方、診断から治療までの流れ、経絡と鍼灸治療、漢方薬と薬膳、不調改善漢方・食養・ツボ治療について細かく解説されています。
イラスト付きで、基礎理論からしっかりと説明されていて、内容はかなり濃い東洋医学入門書。鍼灸と漢方、西洋医学との融合などについても言及しています。
四診によって『証』を見極め、処方を選択するなどされる漢方薬について、医療関係者はもとより一般人にもわかるようわかりやすく書かれた一冊。
医療関係者としてこれだけは知っておきたいという漢方薬の効能・適応症・副作用について、わかりやすい文章と見やすいイラストでまとめて解説されています。
食事や病気の予防にも役立つ知識も掲載されていて、患者とのコミュニケーションにも使えるように工夫されています。