トリコモナス

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性病検査キットを使うにあたり、トリコモナスについて説明しています。

トリコモナスの症状

●感染者 :
女性の膣に好んで寄生する原虫で、健康な女性でも数%は感染していると言われています。産婦人科疾患をもつ患者の30~50%が感染しているとも言われます。

 

●病原 : 原虫 (トリコモナス(Trichomonas vaginalis))
鞭毛が生えていて膣や膀胱の中を泳ぎまわります。大きさは0.1mm程度です。

 

●感染ルート : 性行為感染、感染力が強いためトイレの便座や風呂、タオルや下着からの感染も稀にあります。
オーラルセックスによる感染は、ないといっていいと思います。
生存できる至適pHは3.5~8.0で、pH4.5以下では活動性が著しく低下します。

 

●潜伏期間 : 平均10日ほどですが、個人差があり4日~1ヵ月と言われています。

 

●症状 :
通常は女性のみが膣炎・子宮頸管炎・尿道炎といった症状があらわれて膣トリコモナス症が発症します。

 

男性の場合、トリコモナス原虫は尿道に寄生します。ほとんど自覚症状がなく、自分がトリコモナス症に感染したことに気が付きません。症状があっても、軽い排尿痛程度です。

 

女性の場合には、淡黄色から緑色をした泡状のおりものが大量に出ます。性交・排尿時の不快感、かゆみ・痛み・灼熱感などがあり、おりものに血が混じるケースもあります。
炎症が激しい場合には、膣内部や子宮の一部まで赤くなります。

 

男女とも無症状の場合だと、いつ感染したのかわからないケースもあります。

 

●こんな時は疑う候補疾患 :
  排尿時に軽い痛みがある。
  尿道からの分泌物がある。
  泡状で悪臭が強く、淡黄色から緑色をしたおりものが出る
  性器周辺に痛みやかゆみがある。
  痛みがひどくて尿が出ない。
  性行為のときに痛みがある。

トリコモナスの検査

●検査法 : 男性は尿、女性は膣分泌液

 

男性は、朝起きたときの1番最初の尿を取り、顕微鏡で尿の中のトリコモナス原虫の有無を検査します。(細胞診)

 

女性は、めん棒を膣に挿入し回転させて、膣の分泌物を麺棒にこすりつけ、顕微鏡でトリコモナス原虫の有無を確認します。(細胞診)

 

トリコモナスの治療

●治療法 :

 

○5-ニトロイミダゾール系の抗原虫薬
7日間ほど投与します。膣剤を入れる場合もあります。
だいだい2週間くらいで治癒しますが、膣の奥に原虫がまだ寄生している場合もあるので医師の指示に従うようにしてください。

検査キット