数%しか使用されていない脳の潜在能力はすごい?

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内 容

脳はたった数%しか使われていないは俗説だった

よく自己啓発本や学習法や記憶術の本を読んだりしますと、その中に実は「人間の脳はたった10%しか使われていない」、「人は脳の約3%しか使っていない」なんて言葉をよく見たり聞いたりします。
その事で、人間はもっとすごいもので、潜在能力がものすごくあるんだよというようにもとれてしまい、アインシュタインのような天才でも脳の数%しか使っていなかったなんていうようなことが記載されている本もあります。、

 

これはいったい本当なのでしょうか。
結論からいうと、何の科学的根拠もない俗説ということになります。

脳のデフォルト・ネットワークって何?

科学的にMRIやPETなどの画像診断用機器を使って見て見ると、脳の活動域は1~2割くらいのような感じに見えることがあります。
この画像診断等が、「私たち人間は、脳の数%しか使いきれていない」というような誤解を招く結果になってしまっているのかもしれません。

 

正確に言うと、人間の脳には多くの神経細胞がありますが、必要なときに必要な神経細胞が活動すればよいわけで、脳全体の神経細胞が一度に活動する必要性はないということになります。
つまりある時は活発に活動しているし、ある時は休息しているという言い方のほうが良いかもしれません。

 

ちなみに、「ほらほら、そんなボーッとしてないで、頭をもった働かせなさい!」なんて怒られた経験がある方もおられるかと思いますが、そんな脳がボーッとしているアイドリング状態の時には、「デフォルト・ネットワーク」というものが活動しています。
脳の神経細胞は頭を使っている時に活発になりますが、デフォルト・ネットワークというのはその逆で、リラックスしていてくつろいでいるときに活動が高くなります。しかも脳は非常に多くのエネルギーを消費する組織ですが、その半分以上はデフォルト・ネットワークによって使われています。

 

う~ん、ボーッとしている時のほうが頭が働いているってのはどんななんだろう。いろいろ人間の体には不思議で、完全に解明されていないことが多すぎるような気がします。

 

このストレス社会、精神衛生的にもときどき何も考えずにリラックスして、ただボーッとしているのは、最高の贅沢なのかも知れませんし、それが脳の活動に深く影響しているということはなかなか興味深いことです。

 

まあ、脳内では、1000個異常の神経債某がお互いに連携して働いていて、たった1つの細胞が数個~数万個の神経とつながっていて、瞬間瞬間にいろいろな信号を送り合っています。働きものの脳だけに、リラックスして休めてあげることも大切なのかもしれません。