記憶術・暗記術を使った勉強法の工夫・改善ポイント

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勉強法や記憶術について、いろいろな情報を紹介していきます。

内 容

記憶力に頼った勉強法では「限界」

サヴァン症候群の人の中には、驚異的な記憶力をもつ人がいますが、世界に数十名しかいません。つまり、一般の人たちは、普通の記憶力しかもっていません。これは仕方のないことです。
一生懸命覚えても、時間がたてば忘れてしまいますし、ましてや一度見聞きしたものをそのまま覚えていられるかというとそういうわけではありません。

 

したがって、いかに効率よく覚えることができるか、そしていかに反復して長く忘れないでいられるようにするかが重要になってきます。そこで登場するのが「暗記術」・「記憶術」になります。

 

記憶力に頼った勉強法だと、やはり限界があり、また脳科学でも暗記術や記憶術を使って記憶していったほうが、効率的に覚えられ、速く覚えられ長く忘れないということが証明されています。

暗記術・記憶術を使った勉強法のルーツとは

そこで、人類は「暗記術」あるいは「記憶術」なるものを勉強法に用いることで多くの事項を覚えようといろいろ工夫をしてきました。
記憶術は昔からあり、いろいろなエピソードが残っています。

 

書店の学習・自己啓発書コーナー等に行ったりすると、『試験に勝つ○○式記憶術』、『英単語をらくらく覚える○○法記憶術』といった内容に似たタイトルの本が何種類も棚に陳列されています。また『記憶術講座』と評して、いろいろなものが販売されています。

 

しかし、これら多くの記憶術は、欧米から伝わり、日本に合うように改良されアレンジされていったものです。そしてその元祖はギリシャで誕生しています。
古代ギリシャ、時は紀元前5~6世紀、ギリシャにシモニデスという抒情詩人がいました。

 

このシモニデスという人は、とある宴会に出席し演説を終えた後、少しだけ席をはずして外にでました。するとその直後大地震が起き、宴会場にいた出席者たちは全員死んでしまいました。唯一、シモニデスは外にいたため、九死に一生を得たかたちになりました。

 

瓦礫の下から見つかった遺体は損傷がひどく、家族ですら見分けがつかないほどだったいいます。
ところが、一人だけ外にいて助かったシモニデスは、建物のテーブルや椅子の配置、一人一人の名前をすべて覚えていました。
実は、シモニデスは、ある方法を使って、一人一人、どこに誰が座っていたかを覚えていたのです。

 

そう、このときシモニデスが使っていた方法こそが、記憶術の原点ともなる方法であり、その方法とは、一人一人の名前を独特の方法で結びつけて覚えていたことでした。これにより、彼は全ての人の位置と名前を正確に再生できたのです。

 

つまり、『物と物を結び付けて覚える』という方法こそが、現代の「暗記術」・「記憶術」と呼ばれているもののルーツで、これは古代ギリシャから古代ローマ、そして後世のヨーロッパ各地に伝わっていき、記憶術の原形ができあがっていきました。

 

日本で「記憶術」といえば、まずはこの人といわれる渡辺剛彰氏の本にも、記憶術のルーツとして、このシモニデスの話が記載されています。

発展してきた暗記術・記憶術の工夫・改良のポイントは

さて、巷では多くの記憶術関連の本が出版され、また多くの記憶術に関する情報商材が販売され、また記憶術に関連した通信講座などもあります。

 

これらで紹介されている記憶術は、基本的には次の3点をどう工夫するか、その方法が少し違うだけということが言えます。

 

1.既に知っている事項をどうやって結びつけるか
2.イメージをどうやってつくるか
3.反復をどやって行っていくか

 

この方法論が違いますが、基本的には、この3点においてどう工夫をしているかということになるかと思老います。

 

例えば、英単語を覚えるとき、記憶術を使わないで覚えようとすると

 

abandon : 見捨てる 、 abolish : 廃止する 、 ・・・・

 

と力技で覚えていこうとする人が多いでしょう。

 

ところが、日本語訳の「見捨てる」や「廃止する」は、既に知っている言葉ですが、「abandon」、「abolish」は日本語ではなく英語で、はじめて目にしたり聞いたりする言葉、あるいはなじみがない言葉ということになります。
すると、既に知っている日本語訳と、覚えるべき英語をどう結びつけていくかということが記憶術で工夫される点となり、この結びつきが弱いとすぐに忘れてしまいます。

 

例えば、abandon:見捨てる を、「戦争で、あ~、バン! ダン!と、撃たれ仲間、見捨ててく」と駄洒落で覚えるとすると、abandon = あ~、バン! ダン!と = 見捨てる というようにつながっていきます。今は駄洒落というか語呂合わせで結びつけましたが、これをいろいろな方法で結びつけていくその方法により、いろいろな記憶術があるということになります。

 

例えば、abandon:見捨てる を、一気に「アバンダン・見捨てる」とひと塊の音像ととらえ覚える方法もありますが、これも、アバンダンと見捨てるを、1つの音像としてとらえることで結びつけていることにありますし、また音のイメージにもつながります。

 

イメージをつくる方法も、頭の中で、撃たれた仲間のシーンを連想するという視覚的イメージもありますが、何もイメージは視覚でなければならないということはありません。
音でも、香りでも、要するに感じられるものであれば良いのです。

 

そして、このイメージをどうやってつくるかという点では、勉強を始まる前に、頭を瞑想状態にして、集中してリラックスした状態にする方法や、脳トレをして頭の回転を良くしてから勉強に入っていく方法などもありますが、これは、素早く結びつけられるようになったり、イメージがだせるようになるための準備ととらえることができるので、結びつけやイメージに関連した改善・工夫に入るでしょう。

 

反復については、どのタイミングでどのように反復していくかということで、少しやり方が違っていたりしますが、暗記術や記憶術、勉強法において、基本的にはいかに効率よく反復を行っていくかという点について工夫しています。例えば、覚える対象をテープやICレコーダー、iPadの中に入れ、それを2倍速~4倍速で聞くというのも、それだけ多く反復できるようにする工夫として、暗記術・記憶術や勉強法の改善法ということになるでしょう。

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