記憶術のすすめ、その特徴とは

記憶術のすすめ、その特徴とは

勉強法や記憶術について、いろいろな情報を紹介していきます。

記憶術のすすめ

詰め込み型の知識を問う問題よりも、考える思考型の問題を・・・などと、詰め込み知識記憶型重視の教育や受験から、思考力や応用力を問う問題を求める試験も増えています。

 

ただ、やはりものを思考するにしても基礎知識は必要になってきます。
基本的な知識があっての思考になるからです。生物や化学は基本的な知識を理解し記憶しているからこそ、推測もできるわけですし、地理や歴史に関しては、いろいろな事項を記憶していないとはじまりませんね。数学や物理等は、天才や秀才と言われる人は公式だけを覚えて、応用できたりできるのでしょうし、また公式を導きだすことすらできるかもしれません。

 

しかし一般の凡人だと、問題毎パターンを覚えてしまうのが効率良い勉強法だと思います。
代表的な例題をみて、まずは解説と答えを読んでしまい、なぜこういった解法になるのかを理解して覚えてしまう。将棋や囲碁の定石を覚えるように覚えてしまうのです。あるいは料理の作り方を覚えるようにです。

 

特に英語をはじめとした語学に関しては、単語を覚えていなければ話になりませんね。細かい文法的な事項は、いろいろと問題に当たりながら身についていくものですが、これらも知識として身につけていくものです。

ビジネスでも多くのことを覚えている人のほうが有利

ビジネスにおける昇進試験や資格試験においても同じで、やはり記憶力にすぐれた人、というようりは多くのことを覚えている・知識として蓄えている人が有利ということはかわらないのではないでしょうか。
この世の中には天才と呼ばれる人もいますが、だいたい世界の偉人と比べても、脳の大きさや容量は1.5倍も違わないといいます。またアインシュタイン等の大天才だったとしても、我々の脳は脳全体の3%くらいしか使われていないとも言われています。

記憶術いろいろ

そこで、注目を浴びているのが記憶術です。

 

記憶術というと
藤本憲幸氏、渡辺剛彰氏、椋木修三氏、宇都出雅巳氏、津川博義氏、宮口公寿氏、藤本忠正氏、栗田昌裕氏、足立章子氏、牛山恭範氏、和田秀樹氏、太田義洋氏、小堀善久氏、伊藤真氏、吉永賢一氏、小柳詳助氏、池田和弘氏、七田眞氏、川島隆太氏、晴山陽一氏、石井貴士氏、石田勝紀氏等といった面々が、記憶術に関係した本や、記憶術を利用した勉強法の紹介等の書籍を出しています。1人で記憶術の本を何冊も出されている方、セミナーまでやっておられる方、いろいろです。

 

しかし、だいたいこれらについては、いくつかの共通点があります。

 

1.イメージを使って覚える。実際にはイメージのさせ方の違いなどはあるものの、記憶しやすいイメージにして覚えるというものです。

 

2.反復をするということです。多くの記憶事項をいかに効率良くやるか、そのタイミングの方法や、速読・速聴を使った反復、1秒1語のペースで何回も回すなど、いろいろな方法論はありますが、とにかく反復するということです。

 

3.語呂合わせ・リズム・エピソード記憶が覚えやすい。

 

4.覚えるものの範囲化・リスト化

 

5.頭出しなどチャンクを短くする工夫

 

だいたい、いろいろな著者がいて、多くの記憶術が紹介されていますが、こんなところでもとめられるのではないでしょうか。

 

イメージする方法・結びつける方法、反復するタイミング・方法が、プラスαのツールややり方という点で若干の違いはありますが、共通点はこんなところでしょう。
中には、イメージや1語1秒のペース、反復で記憶術ということではなく、記憶力そのものを強化していく、頭の回転を速くしていくという方法も併用しているものもあります。

記憶術は邪道なのか

記憶術は邪道だ、エピソード記憶なんかも邪道だ、ましてや語呂合わせやオヤジギャグで覚えるなんてもってのほかだという人がいるかと思いますが、実際に力業でがむしゃらに覚えるのより、これらのテクニックや反復法を使ったほうが確実に脳科学上記憶に関して非常に有利であるということは、証明されています。

 

記憶術を使って覚えることのメリットについて、考えられる項目だけあげてみました。
やっぱり、誰よりも速く、誰よりも正確に、誰よりも長く というのは誰もが願うところではないでしょうか。

 

○速く覚えられる
○長く忘れない
○明確に正確に残る
○楽しく覚えられる
○頭自体が良くなる
○応用力がつく

 

こんなところでしょうか。