覚えることは、Excel でリストにしよう

覚えることは、Excel でリストにしよう

英単語をはじめ、他の科目や資格試験においても、1対1で対応したものを覚える場合、Excelで覚えるもののリストを作ると効率よく勉強することができます。

Excel は、すぐれた学習ツール

学習法・勉強法・記憶法ということで、1対1で対応する事項の科学的な記憶法をご紹介していきます。

 

まずお勧めしたいのが、覚える対象をExcel に打ち込んで一覧表(リスト)にしておくと良いでしょう。
こうすることで、自分がこれから記憶しようとする対象が明確になりますし、復習するときにもそのリストをみて復習すれば良いので効率的に学習することができます。

覚えるものを Excel に打ち込むメリット

Excel に覚えることを打ち込むとなると、入力する時間がかかりますが、手書きをするよりは疲れず、速く入力することができます。

 

3000語分の単語リストであれば、1日時間を使えば打ち込むことができるでしょうし、それでも打ち込むことが面倒だという人は、ネットなど単語帳などをコピペして Excel に貼り付けても良いでしょう。

 

Excelを使った記憶法

Excelで覚える事項のリストを作ると、その手間をすぐに回収できるほどの大きなメリットがあります。

 

覚える事項が管理しやすい

覚えるべきことを Excel で一覧リストとしてまとめておくことで、いろいろと学習・勉強・記憶していくときに、いろいろと便利です。
例えば、今日はここからここまでの100単語を覚えようと思えば、その範囲を紙に印刷すれば、A4用紙1~2枚に印刷できますので、それを持ち歩いていつでもどこでも勉強することができます。
もちろん、どこまで勉強したかということも管理しやすくなります。

 

さらに、右側に□□□などの四角を入れることで、覚えた学習具合をチェックすることもできます。
覚えられたものは□に/や☑を入れるなどしていくと良いでしょう。

 

順番を入れ替えることができる

リストを覚えていくと、順番で覚えてしまうことがあります。
復習し覚えていくので、ある程度順番で覚えてしまっていても気にすることはありませんが、それでも順番に覚えてしまっていることが気になるという人は、Excel のデータであれば簡単に順番を変えることができます。

 

順番の並べ替えは簡単です。右側の列にランダム関数を入力し、リスト全体を選択してランダム関数を入力した列でソートをかければ、簡単に何度でもランダムに順番を変えることができます。

 

回答部分を隠すことにより小テストとしても使える

学習・記憶していくとき、1語1秒でどんどん確認し、それを繰り返していると覚えていきますが、このとき小テストのようなものをしながら確認していくと、記憶に残りやすいと言われています。

 

回答部分を隠し小テストのように確認していくと、脳は隠された部分を思い出そうとします。思い出せればそれは覚えているということになりますし、思い出せなくてもすぐ答えをみて確認すれば良いのです。
思い出せなくても、瞬間思い出そうとしたことが脳の刺激になり、記憶が定着しやすくなっていくのです。

 

1語1秒で5~6回繰り返してからは、回答部分を隠しながら確認していっても良いでしょう。

 

確認するときに、一般的に行われているのが、リストを印刷している場合は、回答部分の列に上から紙を乗せて隠し、紙を下にずらして確認していく方法があります。

 

Excel でマクロを使うと、ボタンを押すたびに上から1個ずつ回答が現れてくるようにすることができるので便利です。

 

わかりやすいように動画に操作法をのせましたが、やっていることは、

  1. まず回答欄の文字の色を白にすることで見えなくする。
  2. マクロで、回答欄の文字の色を黒に戻し、回答欄の文字を1つ現れるようにすると同時に、カーソルを1つ下げるように記録します。
  3. ボタンを押してマクロを実行するたびに、1つずつ回答欄の文字が黒に戻り現れてきます。

 

(動画では、マクロのショートカットキーが"ctrl + z"で記録されているので、"ctrl"キーと"z"キーを同時に押すたびに、回答欄の文字が上から1つずつ黒色に戻り現れてくるようになっています。)
※動画の例示では、マクロのショートカットキーを"z"としましたが、「ctrl+z」は、元に戻すの短縮系になっているので、"q"あたりがお奨めです。
再度、回答欄(動画ではB列)の文字色を白くして、B1セルを選択し、"ctrl + z"を押していくと、再びB1、B2、B3、・・・とボタンを押すたびに、回答欄の文字が黒色に戻り表示されていきます。

くれぐれも、B欄の文字を削除しないように注意してください。(ミス防止のため、あらかじめデータは保存しておくと良いでしょう。)