英語と日本語を交互に読み上げるには

英語と日本語を交互に読み上げるには

勉強法や記憶術について、いろいろな情報を紹介していきます。

外国語(英語)と日本語を交互に読み上げるツールが欲しい

外国語(英語など)の語学の勉強は、音声が非常に重要になってきます。また単語を覚える場合も、発音は重要なファクターです。
単語は、綴りと訳語だけを目だけで見て覚えるよりも、実際に発音される音を聞いたり、自分で音読することにより覚えやすくなります。

英単語⇒日本語訳を交互に発音させる『Balabolka』の使い方

音声を読み上げるソフトはいろいろありますが、英語と日本語を交互に読み上げるとなるとあまりありません。
日本語だけなら非常に流暢に話してくれる音声合成ソフトやボイスロイドでも、英語が混じるとローマ字読みになったり、変な読み方をしてしまいます。

英語なら英語だけ、日本語なら日本語だけ読み上げるソフトはいっぱいありますが、英語と日本語を交互に読み上げるとなると高額になってしまったりします。

しかし、フリーソフトである『Balabolka』を使って、英語と日本語を交互に読み上げることができるので、英語学習や英単語の記憶に大いに役立ちます。
どのような感じになるかを動画で作ってみました。

ちょうどこのような感じで英語の学習ができます。

工夫することで、英語以外のドイツ語やフランス語なども読み上げることができます。
初めてみる単語は、どのように発音するのかわからず、発音記号をみてもピンとこなかったりします。
1つ1つの単語の発音であれば、電子辞書などでも確認できますが、多くの単語を一気に大量に覚えようとする場合は、少し不便です。

こんなとき、外国語(英語など)の発音と、その訳語を交互に読み上げることができれば、単語を覚える際にも、復習をする際にも効率的に外国語を学習できます。
読み上げ結果を「Wavファイル」や「MP3ファイル」といった音声ファイルとして保存できれば、通勤・通学途中などでも、iPodやスマホにその音声ファイルを入れて、聴くことができます。

実際に英語と日本語を交互にしゃべらせるためのフリーソフト『Balabolka』を使ってみる

それでは、英語と日本語を交互にしゃべらせるためのソフトとしてお奨めの 『Balabolka』という音声合成のためのフリーソフトの使い方です。

ダウンロードページは、こちら

『Balabolka』をダウンロードする


テキストはオーディオファイル(WAV、MP3、MP4、OGG、WMAのファイル形式)として保存できますし、ピッチやスピードも変えることができます。
少し早口で何度もくり返して学習したいという人にも嬉しい機能です。


英語と日本語を交互にしゃべらせるための準備

英語と日本語を交互にしゃべらせるためには準備が必要です。
まずは、英語と日本語を交互にしゃべらせて覚えたい内容をエクセルファイルで作ります。

英語と日本語を交互にしゃべらせる

これに列を挿入して、少し加工をします。

EJread1

ポイントは、英単語の部分は、
「<voice required="Language=409"> departments of medicine  </voice>」
のようなタグでくくり、
日本語の部分は、
「<voice required="Language=411"> 診療科名 </voice>」
のようなタグでくくることです。
このタグで、読み上げる言語を指定してあげているのです。

ちなみに、「Language=409"」の409 というのは米国英語で、Language=411"の411 は日本語になります。
英語や日本語以外にも、この数値を変えれば、いろいろな言語で発音させることが可能なのでしょう。



Language
発音言語
410
イタリア語
413
オランダ語
403
カタロニア語
41D
スウェーデン語
80A
スペイン語
C0A
スペイン語
406
デンマーク語
407
ドイツ語
414
ノルウェー語
40B
フィンランド語
C0C
フランス語
40C
フランス語
416
ポルトガル語
816
ポルトガル語
415
ポーランド語
419
ロシア語
804
中国語(中国)
404
中国語(台湾)
C04
中国語(香港)
411
日本語
409
英語(U.S.)
4009
英語(インド)
C09
英語(オーストラリア)
1009
英語(カナダ)
809
英語(英国)
412
韓国語

Excelの英単語帳の英単語と日本語訳を交互に読ませる手順

Excelの英単語帳の英単語と日本語訳を交互に読ませる手順について、百聞は一見にしかずということで動画にまとめてみましたので、ご参考にしてください。

 

まずは、教材の作り方をまとめてみました。(ふりがなのマクロ作成部分のスクリプトは後述します。)

 

次に具体例です。

 

参考:実際の『Balabolka』にタグを入れて加工したものを張りつけた状態の画面

英語と日本語を交互にしゃべらせる

 

英語発音サイトやスマホのアプリでも、自作の単語帳の読み上げは手間

スマホのアプリやサイトでは、英語を発音し、その後に日本語を言ってくれるといったものもありますが、自作のものを発音させたりするのには手間がかかりますし、また発音のスピードなどをコントロールしたり、音声ファイルとして残したりすることができなかったりします。

 

これの解決法としては、発音をカタカナに置き換えてしまい、多少の発音は無視して、どんどんカタカナで覚えていってしまうという方法があります。
とにかく、英語を極めるとかいうのではなく、受験やビジネスの資格で、とりあえず短期的に単語をどんどん覚えていきたいという場合は、こういったとりあえずカタカナ読みでいくという方法もあるでしょう。

 

でも、やはりリスニングはきちんとできるようになりたいし、英語を勉強するなら、最初からきちんとした英語の発音を聞いて覚えていくべきでしょう。

実際に『Balabolka』を使って英語と日本語を交互にしゃべらせてみる

実際にどうなるのか、Excelでのデータの作り方から、実際に、『Balabolka』で、日本語と英語を交互に読ませるまでの手順、Excelに貼り付けたデータの読み間違いを防ぐ方法としての、「ふりがな」を自動的にふるマクロについても、紹介します。


この読み上げ結果は、オーディオファイル(WAV、MP3、MP4、OGG、WMAのファイル形式)として保存することもできます。

エクセルのフリガナマクロ

エクセルにふりがなを降るためのマクロのスクリプトはこちらになります。
マクロのセットの仕方は、動画の中に記載されています。


Sub ふりがな()

Selection.SetPhonetic

End Sub


オススメのWEB上で英語を読み上げるサイト

WEB上で英語を読み上げてくれるサイトはいろいろあります。
中でもオススメなのが、TTSReaderです。
読み上げたいテキストをコピペするだけで、無料でナチュラルな音声で読み上げてくれます。
しかも多言語対応で、以下の言語を読み上げることができます。

英国英語
米国英語
スペイン語
フランス語
イタリア語
ドイツ語
日本語
韓国語
中国語

TTSReaderへのリンクはこちら

TTSReaderへのリンクは、こちら

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オススメの翻訳サイト

英語の翻訳サイトといえば、Google翻訳が有名です。
使用は無料で、1度に5000文字まで翻訳できます。
内容の概要をつかむには非常に便利です。
Googleで、「Google翻訳」でググれば、すぐに利用できると思います。

 

Google翻訳とともに、オススメなのが、DeepL翻訳です。
DeepL Pro という有料プランもあるのですが、ネット上でネット版も利用できるので、大量の翻訳をするのでなければ、比較的利用しやすいかと思います。

 

DeepL翻訳のページは、こちら

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DeepLの無料版でも、1回につき5000文字(400字詰め原稿用紙で約12ページ分)まで翻訳できますので、翻訳したい文章をコピーペーストするだけで、すぐに翻訳結果が得られます。

 

有料プランの DeepL Pro を利用することで、より質の高い翻訳結果を得ることができますが、無料版の DeepL においても、翻訳の質は高く、しかも英語はもちろん、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、中国語、韓国語のみならず、ロシア語、トルコ語、インドネシア語、ウクライナ語、フィンランド語、ルーマニア語といった言語も含め、31言語に対応しています。

 

 

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